2013年5月15日水曜日

長曽根ストロングスさんの練習方法/重いバットでスイングさせた方が良い?

少年野球チームの名門、長曽根ストロングスの熊田監督が、長曽根式の練習方法に関する本を出版されました。





大変参考になる練習方法がたくさん紹介されているのですが、

その中でも特に目を引いたのは「重いバットを振らせた方が良い」という記述です。


私は今まで、

・重いバットはフォームが崩れるからNG
・軽いバットでおもいっきり振った方が楽しい
・重いバットを振りすぎると、腰椎分離などの「野球腰」を誘発するからNG


と考え、子供にはなるべく軽いバットを推奨するようにしてきました。


ところが、全く逆の事が書いてあったので驚きました。


・重いバットを振るとフォームが良くなる。
・バッティングはスローイングと異なり、たくさんやっても故障しない。

こんな感じのことが書いてあります。

重いバットでスイングをさせると、最初はヘッドが下がったり、バットに振り回されたりするようですが、次第に一番振りやすいフォームを自分で見つけて、結果的に良い打ち方になるようです。


確かにうちの愚息は、いわゆる「手打ち」なんですが、もしかして軽いバットを振らせてきたことが原因?

小さい頃から重たいバットを振っていたら、自然と全身の力を利用したスイングになっていたかもしれないってこと?

なんだか、そんな気もしてきました。

大学の後輩の高橋由伸君は、小学生の頃から庭で竹竿を振り、サッカーボールでティーバッティングやっていたそうですが、あのキレイなスイングはその効果かもしれません。

ちょっと新しい引き出しが増えた気分です。
さっそく試していきたいと思います。



一方で、スポーツドクターの馬見塚先生は、著書「野球医学」の中で、学童期における過度な素振りやバッティングが「野球腰」を誘発しているデータを示し、重いバットでのスイングや何百回にも及ぶスイングに対し警笛を鳴らされています。我が子も昨夏に、毎朝200スイングのティーをやったところ、腰痛分離疑いと診断されました。この事実にもしっかり目を向けて必要があると思います。

技術向上と障害予防はもろ刃の剣ということでしょう。
このあたりのさじ加減が、指導者の手腕ということかもしれません。


<まとめ>

・技術向上の観点からは、重いバットは有効かもしれない。
・ただし重いバットを振って野球腰になっている子供が多数いることを知るべし。
・逆に重いバットで練習しても故障をしていない子が多数いることも事実。
・その辺りを踏まえ、ケースバイケースで重いバットでの練習を取り入れるべし。




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