先週末、江戸川河川敷で開催されたIBA低学年大会に出場しました。
この大会は、
①絶対に優勝すること
②挨拶、礼儀、整理整頓、全力疾走など、野球以外のことでも一番になること
この2点を目標に掲げ、子供たちと一生懸命練習をして臨みましたが、
結果は、
まさかのサヨナラ負け!!
敗戦後、子供たちは泣いてました。。。。。
序盤は6対0とリードしており、あと1点でコールド勝ちだったんです。
しかし、その後徐々に得点を許し、最後はサドンデスでのサヨナラですからね、、、、。
相当悔しかったんだと思います。
子供たちは、監督・コーチからいつも言われてきたはずです。
「野球は最後まで分からないぞ」
「油断したら絶対に逆転されるぞ」
「小さなミスが命取りになるからな。練習から試合のつもりで取り組め!」
今回の敗戦で、この意味がよ~く分かったと思います。
この試合は、こんなミスがありました。
「3塁ベースで無駄なオーバーランをしてしまい刺殺されてしまった。。。」
「パスボールで本塁を狙うスタートが遅れ、タッチアウトになってしまった。。。」
「挟殺プレーでアウトが取れなかった。。。」
「投手のホームカバーが遅れ、本塁生還を許してしまった。。。」
「前進守備のファーストが1塁へ戻るタイミングが遅れてしまった。。。」
「悪送球で得点を許してしまった(サヨナラのシーン)」
いずれも低学年には難しいプレーばかりです。
完璧に出来るとは全く思っていません。ミスをしながら学ぶ場が少年野球です。
でも今まで散々練習してきたプレーばかりでもあります。
スター選手がいない我がチームは、ホームラン連発で勝つチームではありませんし、
ひとつひとつのプレーを確実にやり、チーム一丸となって戦わないと勝てないチームだと思います。
だから、今までも、このようなプレーに対し意識高く取り組んできましたし、低学年にしてはしっかりと動けているチームだとも思っています。
でも、大事な試合、大事な場面で、弱さが露呈してしまった。。。
まだまだ詰めが甘いということ。
練習あるのみ、それを実体験で学ぶことが出来た試合だったと思います。
試合後のミーティングで、子供たちに伝えました。
「これが野球の厳しさ、難しさだよ」
「小さなミスが命取りになった試合だった」
「勝ちたければ、全員がひとつひとつのプレーに対し、もっと意識を高めなければダメだ」
「もしそれが出来るようになれば、絶対にこのチームは強くなるよ」
「あとは気持ちだ」
「サドンデスの先頭打者、うちは4番が三振した」
「どんな気持ちで打席に立ったのか」
「今はただの4番目のバッターだよ、本当の意味での4番じゃない!」
「野球は最後は気持ちの勝負だ」
「勝ちたいんだったら、もっと強い気持ちで野球に取り組もうぜ」
「この悔しさをバネに、本気でがんばろう!」
大泣きする子、目頭を熱くする子。。。。
みんな、それぞれいろいろなことを感じたと思います。
負けて涙を流して悔しがったのは、この試合がはじめてかな。
残念だったけど、でも本当にいい経験をしたと思います。
みんな、目つきが本気になりました。
よし、
あとは、この悔しさを、僕たちスタッフが、うまくプラスのパワーに結び付けてあげよう!
敗戦翌日の練習。。。
久しぶりに「根性ノック」をやりました。
いわゆる千本ノック風の個人ノックです。
左右にノックの雨あられ。。
本気で声を出させ、声が聞こえなければ、「聞こえねーよ!」「もっと来いや!」と罵声を浴びせ、腹から本気の声を出させます。
打球を途中であきらめた容赦なく叱りつけ、飛びつくまで左右に打球を振りまくりました。
打球に飛びつき、食らいつき、そして捕ることが出来たら、本気で褒め、私も本気で喜びました。
子供たちはみんな必死。
今まで捕ったこともないような球を捕りました。たくさんのファインプレーをしました。
あまりの辛さに、途中で泣き出す子もいましたが、妥協は許しませんでした。
これで野球が嫌になっちゃったらどうしよう。。。?
私も必死です。
でも全員が最後までやり抜き、
そしてハイタッチでノックは終了!
練習が終わって、子供たちとおしゃべりをしていたら、
「鬼ノック、またやりたいです!」
「僕もまたやりたいです!」
そんな声が子供たちから飛び出してきました。
「えっ、お前らどんだけドMなんだよ?」
と言いながらも、すこしウルっときちゃいましたね。
負けたのは残念だったけど、でも子供たちは今一生懸命に前に進もうと一歩を踏み出しました。この子たちのためにも、私ももっと頑張らなければ!
野球は負けたあとが本当の意味での勝負の始まりですネ。
追伸:
試合には負けましたが、本部役員の方から、二小クラブの入場行進は素晴らしかったとお褒めの言葉をいただきました。ぜひ子供たちに伝えてほしいと。
優勝という目標は達成できませんでしたが、もうひとつの目標については、みんな本当に良く頑張ったと思います。
勝っても負けて、頑張ることが何よりも一番大事。
私も、もっともっと頑張りたいと思います。
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