2013年5月30日木曜日

子供の主体性を引き出すアプローチについて

野球が上手くなるためには、本人が本気でやる気にならなければダメだと思います。

しばしば議論になる「主体性」というキーワードですね。


我が家にも小4の野球少年がいますが、正直主体性のかけらも見受けられず苦労しています。

偉そうなタイトルを書いてしまいましたが、スイマセン、どうすれば良いかを私が教えて欲しいくらいです(笑)

というわけで、今日は、私なりに今思っていることをまとめながら、頭を整理したい思います。



<もともと主体性のある子>

生まれながらに持った性格なのでしょうか。ごくまれに、言われなくても一生懸命練習したり研究したりする子がいます。このような子は教える方も楽しいですね。何かアドバイスをすると、スポンジのように吸収してくれます。

このタイプには「9褒め1叱る」という方法で、その主体性の芽を摘まないように引き上げてあげればよいのかなと考えています。

ただし主体性があるとは言え、まだ子供ですから、努力の方向性が間違っていることも多いと思います。長い目で考えれば、遠回りも必要な経験ですから、努力に無駄な努力など無いとは思いますが、一方で正しい道筋を示してあげさえすれば、そこへ向かって邁進するタイプですので、適宜軌道修正を図り大きく育ててあげたいなと思っています。


<もともと主体性がない子>

「主体性がない」という表現は語弊があるかもしれませんね。主体性が無い子供などひとりもいないとは思っています。

ここで言う主体性がない子供とは、言われないと練習をしない、そこまでして上手くなりたいとは思っていないような子を指しています。このタイプの子は、楽しいことはやるけど(主体性がある)、楽しくないことはやりません(主体性がない)。具体的に言えば、試合やゲーム形式は大好きだけど、地味な練習になると手を抜きます。素振りやランニングは嫌いです。

残念ながら、我が子もこのタイプですね(苦笑)
というか、9割方がこのタイプに属しているように感じます。

つまり、このような子達をどう導くかが、指導者のメインの仕事だと考えてよいと思います。

このような子たちへのアプローチとして、コーチングの教科書などには、「まず野球を好きにすること」、「そのためには褒めること」、「野球が好きになれば勝手に努力をするようになる」と書いてあります。

おそらく様々な事例を検証した結果の理論なのでしょうから、ある意味真実なのかなと思う反面、現場で3年弱指導してきた立場の感覚としては、このアプローチで小学生のうちに「勝手に努力する」というレベルまで引き上げることは難しいと感じています。

「中学や高校で本人が本気になるタイミングへ向けての下地作りなのかなあ」、「そのために今はとりあえず野球を好きにすることが最優先かな」と最近は割り切って考えるようにしています。


強制から主体性へ繋げるアプローチ方法


コーチングの教科書には載っていませんが、私は「強制」から「主体性」へ繋げるアプローチ方法というものもあるのではないかと思っています。

これはまさに自分自身の経験や、私の周りの友人たちを振り返っての完全なる経験則です。

我々の時代は、監督・コーチは高圧的でしたし、野球がうまい子の親父さんは星一徹みたいな人がたくさんいました(笑)。みなさん、強制どころの騒ぎではなく、ただのヤクザです。

しかしながら、そのような中からも主体性のある選手はたくさん生まれています。

自分自身も子供の頃は意味も分からず言われるがままに野球をやっていましたが、中学や高校くらいから、自分からいろいろなことを研究したり、自主練習をしたり、自然とやるようになってましたね。

それはおそらく、本気で優勝を目指す中で負けてしまったり、チームメイトに迷惑をかけてしまったり、そんな心が揺さぶられるような悔しさが原動力だったように思います。また負けたくないというプライドもあったと思います。野球しか無い時代でしたから、今と違って逃げ場がなかったこともありますが、とにかく野球は大好きでした。何とかしたいという一心で、自ら努力をするようになったと記憶しています。

そんな気持ちが芽生えてきたときに力になったのが、小学生のころの楽しい記憶と、もうひとつが小学生の頃に強制ではあるものの、毎日素振りをしたり、トレーニングをしたりした経験(イメージ)でした。

仮に監督や父親の強制であったとしても、「それをやった経験」というのが自分自身の財産となり、自らやろうとマインドセットした際に「俺は出来る」という自信となり、背中を押してくれたように感じています。

昨今は、強制的なアプローチが全否定される傾向がありますが、こんな経験から私は必ずしも強制が全否定だとは考えていません。


ただし、

①受け身で自ら考えようとしない思考プロセスを形成してしまうリスク

②やらされ感が高まり小学生のうちにバーンアウトしてしまうリスク


この2点はやはり懸念されます。

強制はするものの、頑張った努力はしっかりと褒めるあげるとか、自分で考えることを促すような問いかけを忘れないとか、アプローチの工夫は必要だと思います。

またタイミングも重要だと思います。

「野球は好きだし上手くもなりたい。だから本当は努力をしたいと思っている。だけどサボってしまう自分に勝てない」

というタイミングが良い気がしています。

野球をはじめたばかりで、その楽しさもまだ分かりきっていないタイミングで、「努力の重要性」などのベキ論を言い過ぎると、好きになる前に嫌になってしまうように思うからです。

あとは、ダメ出しし過ぎて、自分の限界を認めさせてしまったり、自尊心を奪うようなアプローチもあってはならないと思います。

強制というと厳しい指導を想起させますが、それもやり方次第ではないでしょうか。

「ナニクソ」という反骨心を引き出そうとダメ出しをした結果、本当にダメになって終わりというパターンはありがちです。子供たちの顔色を見ながらバランス良く接する必要があると思います。

強制的な練習をする前提条件は、絶対に野球を嫌いにさせないこと、このことは忘れてはならないと思います。


最後にもうひとつだけ。


一番思うことは、勝っても負けても涙できるようなチーム作りではないでしょうか。目標とする大会へ向けてみんなで努力して、本気で優勝をするんだという気持ちで大会に臨みたいです。その結果、勝っても負けても感動のドラマがある野球。それが子供たちの「本気」を引き出すきっかけになるのではと感じています。


子供たちが主体的に本気の努力をしてくれる日を夢見て、引き続き楽しみながら試行錯誤して参りたいと思います。


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2013年5月24日金曜日

ダウンスイングは本当にダメなのか?

最近の打撃理論で、「ダウンスイングはありえない」という考え方があります。


根拠は、


①投球の軌道を高速カメラで調べると、ホップして見える球も実際はおじぎをしている
 (ゆえに上から叩いたら、ボールを切ることになり、当たっても飛ばない。むしろアッパーが正解)

②プロ野球選手の連続写真やスロー動画を見ると、誰一人ダウンスイングの人はいない
 (たびたび例にあがるのは王さん。日本刀だとダウンスイングだが打席ではレベルだ。)

③現役プロ野球選手のインタビューなどでの発言
 (「ダウンという感覚はないです。投球の軌道にスイングの軌道を合わせていく感覚ですね」)

④指導本、講習会などでの講師の話
 (ダウンスイング信仰を否定する発言は、もはや市民権を得た感じがします。)


ざっとこんな感じでしょうか?


いずれもある意味正しい意見だと思います。私も基本的に賛成です。

ただし気になることが実は2点ほどあります。



①ダウンスイングの定義がそもそも不明確である点

 ダウンスイングとは、そもそもどんな振り方を指しているのか?
 そのイメージが、人によって異なる状態で議論してもかみ合うはずがありません。
 
 大根切り風(これも定義が曖昧?)に斜めボールをカットするイメージで語っている人もいれば、
 そこまで極端な斜め振りではなく、あくまでトップからインパクトまで最短距離(これも誤解が多
 い表現ですが)でバットを出すことを指している人もいると思います。

 そもそもレベルスイングも、「地面と平行=レベル」と解釈している人もいれば、スイングプレーン
 に対してレベルであることをレベルと表現している人もいたりします。


 したがって、個人的には、ダウンが良いのか、レベルが良いのか、アッパーが良いのか、という
 議論はあまり安直にしないようにしています。


②本人の「感覚」と実際の「事象」にはギャップがある点

 現役時代に自分のフォームをビデオで見て唖然としたことが何度もあります。自分の感覚では
 こうやっているのに、実際の映像を見るとイメージと全然違うなみたいな。。。。大抵は「オレって
 こんな恰好悪いんだ」と凹むパターンですが(笑)


 僕は、ここにダウンスイング論争の真実があるように思うんです。


 つまり、自分では上からボールを叩き潰すイメージ(ダウンスイングのイメージ)でスイングして
 いるんだけど、傍から見ている人には、全くそうは映っていないという事実。

 そして、それを高速カメラで撮影すると、やはりダウンスイングにはなっていないという事実。


 そう、自分の「感覚」と実際の「事象」には、そもそもギャップがあることが前提なんだと思うんです。


 その前提条件の存在を無視して、ダウンスイングの是非を議論するから、話がややこしいこと
 になるんです。


 例えば、「自分はダウンスイングです」と公言しているけど、実際の事象はダウンになっていない
 人が他者を指導すると、その人以上に、無駄にダウンスイングで振らせてしまったりします。

 なぜなら自分の感覚(あくまで感覚の世界に過ぎない)では、そのくらいダウンスイングしていると
 思い込んでいるからです。

 
  

<私の考える指導方法>

 以上を踏まえて、私はあえて子供たちに「上から叩け」とか、「上からバーンだ!」と指示する
 ことがあります。

 ヘッドが下がりドアスイングで振り遅れているようなケースですかね。

 正確に言うと「上から叩くイメージで振れ。実際は上から叩いたらダメだよ」という意味なので
 すが、そんな説明は無駄です。シンプル・イズ・ベストです。


 そして、私が思っているような打ち方が出来たときには、「そう、それ!」と子供に伝え、
 出来てないときには、「それはダメ、違う」とはっきりとフィードバックします。


 これは、私の言葉(上から叩け)と、彼の感覚(上から叩いた)を一致させる作業ですね。
 それをやっておくことで、翌週の練習でも、「上からだぞ!」の一言で会話が成立しますし、
 そもそも、本人にとって一番大切なのは、理屈ではなく「バーン!」みたいな感覚なので、
 その感覚と理論をちゃんと僕がつなげてあげるわけです。 


 間違いなく、出来上がったフォームを高速カメラで分析したら、上からボールを叩いては
 いません。投球の軌道にバットの軌道を合わせるように打っているはずです。

 でも本人の感覚は、「上からバーン!」


 これが僕の理想です。

 
 繰り返しになりますが、「感覚」と「事象」を分けて考えること。。。これが重要なポイントかな
 と考えます。





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2013年5月23日木曜日

監督・コーチのチームワークについて

今日は監督・コーチ陣のチームワークについて考えてみます。

我々は子供たちにチームワークの重要性を説いているわけですから、まず自分たちが一枚岩にならなければなりません。

幸いうちのチームは、みなさん素晴らしいスタッフばかりです。先日のスタッフ会議(という名の飲み会)でも、ざっくばらんにいろいろな話ができました。やはり大人のチームワークが良くなければ、いいチームは絶対に作れませんからね。今後もみなさんと密なコミュニケーションをとっていきたいと思っています。

さて今日は、そのために私が日頃から心がけていることを、僭越ながら書かせて頂きます。


①「否定」しない
異なる意見・価値観を否定せず、まずは一旦受け入れるように努めています。
そのうえで何が一番ベターかを、ともに悩み考えるというスタンスです。

例えば、

子供は褒めるべきか、叱るべきか、お茶当番は必要か否か、投手の連投は是か非か、過保護過ぎる安全管理対策は是か非か、、、、。


このような議論をする際に、「相手を説得しよう」というスタンスで話をすると、勝ち負けを決める勝負みたいな議論にエスカレートし、結局平行線で結論がでないことが多いです。しかも一歩間違うと喧嘩デス。

信頼関係がしっかりしていれば喧嘩してもOKですが、現実的にはシコリを残すことがほとんどでしょう。あまり得策ではありません。

私が心がけているのは、

「自分VS相手」ではなく、「問題VS我々」という構図を作り、仲間なんだから知恵を出し合って一緒にいいモノを作っていこうぜ!というメッセージを相手に伝えることです。


お互い基本的なベクトル(子供のために)は一緒なわけですからね。目的は一緒で、手段を何にするか相談しているだけです。

否定せず、まずは受け入れ、そしてともに考えることが大事だと思います。



②「批判」しない
お互いの欠点やミスを批判しないように心がけています。

仮にそれがどんなにあり得ないような欠点やミスであっても、基本的には批判しません。

ボランティア組織でそれをやり始めたら、間違いなくチームが崩壊すると思うからです。

批判ではなく、自分が不足点をカバーすれば良いだけです。
(野球と一緒。ミスを批判するのでなく、お前がカバーをせよ。)

批判ではなく、相手の立場に立って、提案・助言をすれば良いだけです。
(仲間なんだから、助けてあげましょう。)

ボランティアはこれが基本です。


例えば、監督(私)が出席率の低いコーチに対して、

「なぜもっと参加しないんだ」
「私ばかり頑張っていて割にあわない」
「私もひとりのお父さんに過ぎないのに不公平だ」

こんなことを言い出したら、言われた方はやってられません。
そもそもスタッフをやらずに任せっきりのお父さんに比べたらよっぽど貢献してます。
参加率が低いから非協力的だみたいな言われは納得いきません。
だったら辞めてやる!でジエンドです。


繰り返しですが、ボランティア組織は「批判せず」「皆が感謝し合う」が大前提だと思います。




③「遠慮」しない

ボランティア組織でもうひとつ陥りがちなのが、意見はあるのだけど、大人の遠慮が邪魔をして意見をしない(できない)というパターンです。

「否定・批判しない」=「意見しない」となりがち。。。

特に物事に対しネガティブで、すぐに否定や批判から入るタイプの方は、トラブルを起こしたくないので「意見しない」というスタンスに振れることが多いようです。

そしてそのことを「ガマン」と表現し、ガマンが限界に達したり、何かきっかけがあったりすると「爆発」に転じる場合があります。

建設的に意見や議論が出来れば、そのような事にはならないのですがね。

したがって、「大人の遠慮はやめようね」「全然オレは言って貰ってOKだから」みたいな会話を日頃からすることで、風通し良く意見がしやすい雰囲気づくりを皆が心がけていく必要があると思います。


意見の伝え方に「配慮」は必要だけど、伝える内容に「遠慮」はあってはならないと思います。




④とりあえず飲むし!

大人の遠慮なく意見を交わすための前提は、そこに人間関係があることだと思います。簡単に言うと「お前、いいやつだな〜。一緒に頑張ろうぜ!」とお互いが思っている状態。

そのためにはとりえず飲むのが一番。

飲み会を軽視する人、職場でも最近多いですが、まじめな話、私はこれが一番重要だと思っています。

ビジネススクールの組織行動学などでも、まずはお互いの信頼関係を構築し、相手の心のレセプター(ふた)を開かせることが先であって、その前にいくら正論を説いたところで望むような結果は得られないといいます。

やっぱり飲み会デス。


とはいえ、みんな神様じゃないから、現実的には感情的にもなるし、不満や愚痴もありますね。

私もまだまだダメ。日々修業です(苦笑)。


最近、新しいスタッフが増えて、お互い大人の遠慮がまだまだあるけれど、徐々に信頼関係を高めていけると感じているし、きっといいチームワークを作っていけると思っています。


長文になりましたが、以上です。

(毎度、駄文でスイマセン)



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2013年5月22日水曜日

少年野球におけるキャッチャーのリードとは?

今日はキャッチャーのリードについてです。

たまに小学生のキャッチャーに、「配球が悪い!」と叱っている指導者がいるのですが、自分は今まで小学生に配球など教えたことが無いので、そのような指導者が何を理由に怒っているのかがいまひとつピンときません。


少なくても、うちのチームには配球を駆使するような投手はおらず、ストライクを取ることが精いっぱいですからね。

負けるときは基本的にピッチャーが自滅して負けますから、あえていうならば、ピッチャーが投げやすいように構えたり、声をかけてあげることがキャッチャーの役目かなと感じています。


具体的には、


球が高めに浮いていたら、少し低めに構えてあげる。

球が外に逸れていたら、インコースを構えてあげる。


このレベルで良いのではないでしょうか?



あとは、細かいことは抜きにして、


ピッチャーが困っていたらタイムを取ってマウンドへ声をかけにいくとか、

弱気になっていたら思いっきり投げて来い!とジェスチャーで伝えたりとか、

調子が上がってきたらテンポ良く投手に返球してやる、

逆に投げ急いでいたら、ゆっくりと間を置いて返球するとか、、、、


僕はこういう事を教えてあげることの方が、よっぽどその子のためなんじゃないかと思いますね。


雨に日に投球がワンバウンドしたら、審判にボールを代えるようにお願いするような気遣いが出来るキャッチャーっていいじゃないっすか。


まあ、高学年でうちの投手陣が盤石だったら、中学に向けての予習という意味も含めて、配球のイロハくらいは教えてあげてもいいとは思いますけどね。



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2013年5月20日月曜日

上級生と一緒に練習する効果

昨日、私が担当するCチーム(4年生)と、上級生のAチーム(5~6年生)合同で、1死2-3塁のケース練習をやりました。

人数が合計19名でしたので、2チームに分けて守備側と走者側で攻守交代しながらの練習です。

この練習はかなり手応えを感じました。


<効果を感じた点>
 
 1チームの中に、上級生と下級生がバラバラにミックスされるよう組み分けしました。
 その結果、上級生と一緒に守った下級生が、今までにないスピード感を体感でき、
 プレーの質が格段に上がったように感じました。

 例えば、6年生のエースの子の球を4年生のキャッチャーが受けたのですが、最初はめちゃくちゃ
 びびってましたが、「慣れれば簡単に捕れるよ!」と一声かけただけで、そのあとは楽々と捕球で
 きるようになりました。

 内野の子も、お兄さんと一緒にプレーすることで、「あっ、そんな感じでやるんだ」と、

 何かを感じてくれたと思います。

 この中で、ふつうにプレーできるようになれば、同学年の子と戦うときには、楽な気持ちで臨める
 はずですよね。


 逆に上級生の立場から考えると、やっぱり下手なところは見せられないとか、恰好いいところを
 見せつけてやりたいという意識は働くと思います。

 コーチに何度言われるよりも、子供同士のとプライドとか、ライバル意識とか、子供の世界の人間
 関係をうまく利用する方が実は効果があるのかな?

 引き続きやってみて、効果を検証していきたいと思います。


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2013年5月17日金曜日

1死2‐3塁のケースノック

低学年の子供は試合経験が少ないので、ケースノックで実戦の動きを教える必要がありますね。

ただキャッチボールもままならないため、中々練習にならない(苦笑)
とは言え、やらないと覚えないため、やっぱり並行してやっていかないとダメなのでしょう。

と言うことで、今日はケースノックの練習方法について書きたいと思います。


<場面を限定する>

当初はいろいろなケースを経験させた方が良いと思って、ランダムにケースを設定し、あれもこれもやっていました。ただ、あまりにいろんなシチュエーションがあるため、どれも中途半端で正直効果を実感できませんでした(スイマセン、その程度のレベルのチームです)。

したがって現在は、もっとも練習効果がありそうなケースに限定し、それを繰り返しやるように変更しました(割り切りました)。

具体的には、1アウト2・3塁です。


<やり方>

・守備は内外野9人をつけて、投手は実際に球を投げます。
・投手が投げた球をノッカーが打ちます。
・走者は子供がやり、監督が実際に攻撃のサインも出します。

人数が少ない日は、内野のみを守備につけ、外野手がランナーをやることもあり。
ランナーコーチャーも子供が交代でやるようにします。

守備側を見るスタッフ、攻撃側を見るスタッフ、ノッカーをやるスタッフなど、役割分担できると理想。



以下に守備側と攻撃側がそれぞれ意識するポイントを列挙します。


<守備側のポイント>

①ポジショニング(内野前進or定位置、外野の位置)をしっかり確認してから投手が投げているか?
②内野ゴロのバックホームorボールファーストの判断および指示の声出しができているか?
③バックホームアウト(もしくはセーフ)のあとにホームゲッツーを狙うか、サードオーバーラン刺殺を狙うかの判断ができているか?
④ファーストフォースアウト(もしくはセーフ)のあとに、3塁走者の本塁刺殺またはサードオーバラン刺殺を狙うかの判断ができているか?
⑤スクイズの内野フォーメーションができているか?
⑥ランダウンプレーの動きができているか?
⑦外野に抜けた場合の中継プレー、および指示の声回しができているか?
⑧いずれも次のプレーを想定し、指示声やカバーリングが出来ているか?


<3塁ランナーのポイント>

①内野ゴロのゴロGO、ストップの判断ができているか?
 (投手ゴロはストップ、それ以外は基本GO)
②バックホームでタイミング的に完全アウトの場合に挟まれる判断ができているか?
③パスボールを狙うために第2リードをしっかりとれているか?
④そもそもサインを見るタイミングは正しいか?


<2塁ランナーのポイント>

①二遊間の守備位置に応じた第1リードがとれているか?(前進守備なら大きくリード)
②スクイズのときにツーランスクイズを狙っているか?
③ホームゲッツーのときに本塁生還を狙っているか?(オーバーランの大きさは妥当か)
④内野ゴロ&1塁送球のときに本塁生還を狙っているか?(同上)
⑤そもそもサインを見るタイミングは正しいか?

<打者走者のポイント>

①1塁セーフのときに次の塁を狙う意識があるか?
 (狙えるときには素早く判断して2塁へ進塁できているか?)


<ランナーコーチャーのポイント>

①ランナーに指示が聞こえているか?
②アウトカウントを事前に確認しているか?
③ライナーバックね、ピッチャーゴロ以外全部GOね!などの事前確認の声が出ているか?
④リードの大きさ、野手の位置を指示できているか?
⑤GO、ストップのタイミングが遅くないか?
⑥オーバーラン!オーバーラン!、または回れ回れ!などの判断および指示ができているか?
⑦そもそもコーチャーもサインを見ているか?


んー、正直これが徹底できたら、すごい強くなりそうな気がしてきました(笑)
実際は全然ダメダメです。。。


<ありがちなプレーの例>

ちなみにこのケースで一般的な珍プレーあるあるを書いてみます(苦笑)

・サードゴロで1塁へ送球したら、ショートバウンドになってしまい1塁がセーフ!
・1塁手が悔しがっている間に第2走者が本塁を狙う!(周りの野手からバックホームの声なし)
・ベンチからの「バックホーム!」の声に気づき、ワンテンポ遅れて本塁へ慌てて送球。
・本塁送球の間に打者走者には2塁を狙って欲しいが、こちらもワンテンポ遅れる(笑)
・予想通りバックホームの球が悪送球となり、ダラダラと捕手が球を拾いにいく。
・攻撃ベンチは大声で「回れ、回れ!」と叫び、やや暴走気味に打者走者は3塁へ。
・ベンチからの「3つ、3つ!」の声で慌てて捕手は3塁へ送球。
・これも予想通り大暴投となり、カバーに入ったレフトが見事にトンネル。
・打者走者は本塁生還し、ドヤ顔でガッツポーズ。
・両ベンチのスタッフは苦笑い(笑)

とまあ、これが現実ですが、上記のような訓練を繰り返していくことで、徐々に出来るようになるはずですし、このような練習をせずして、試合の珍プレーを怒ったりするのは理不尽だと思うので、辛抱強く頑張っていきたいと思います。




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2013年5月16日木曜日

見逃しの三振は気持ちの問題?

見逃し三振って、コーチも親御さんも一番イラッとしますよね(笑)


「振らなきゃ始まらねーだろ!」

「突っ立てるだけじゃ意味ねーよ!」

「気持ちの問題だよ!」


ここぞとばかり、怒られるのが見逃しの三振です。


こんな場面を見るたびに、少し子供たちが気の毒になります。



みなさんは、ご自身で打席に立ち、見逃し三振をしたことがありますか?


自分は何百打席立ったか分かりませんが、相当な数の見逃し三振をしたと思います。


そして、それらがすべて気持ちの問題だったかと言うと、絶対にそんなことはありません(苦笑)


プロ野球選手も見逃し三振をします。
生活をかけてやっている彼らは、やる気がないから見逃しを三振をしているのでしょうか?

絶対に違いますよね。


子供たちのバッティングを見ていると、弱気が原因の見逃し三振もあるとは思いますが、

技術が原因の見逃し三振の方が多いと私は感じています。





<見逃し三振をしてしまう技術的な問題点>


①テークバックからスイングまでのタイミングがおかしい
 
 素振りやティーバッティングは素晴らしいけど、打席に立つと別人というタイプの子がいます。
 このような子は、タイミングをとる技術がまだ習得できていないため、タイミングの取り方を
 身に着けるドリルをたくさん提供してあげるべきです。気持ちの問題だけで片付けるのは、
 やや軽率かなと感じます。

 構造的な観点で考えると、打席でスイングをするためには、投手がリリースしたときに、
 しっかりとテークバック(トップ)が形成されていることが重要で、そのタイミングが遅れると、
 必然的に見逃しをしてしまいます。

 自分が現役投手の頃は、いかにそのタイミングを遅らせるか(早めるか)を考えながら、
 打者を打ち取るよう努めていました。


②そもそもテークバックをしない

 超初心者にありがちなパターンです。
 テークバックをせずに、突っ立った状態からいきなりスイングする子がたまにいます。

 もう、このフォームですと、見逃し三振は火を見るより明らかです。
 「あ~、やっぱりね。よし、練習、練習」、くらいに思うべきだと思います。


③投手がうまくタイミングを狂わせたとき

 また私の現役時代の話ですが、自分は狙って見逃し三振を取りにいくことがありました。
 具体的には、セットポジションの間を少し長めにとり、クイックモーションで投げ込む方法です。
 呼吸が合わないというか、不意を突かれたというか、、、あっ!と思ったら時すでに遅し!
 みたいなケースです。

 これもさきほどの話と被りますが、打者がトップを作るタイミングと、投手がリリースするタイミングが
 一致した場合にはヒットが出る確率が高くなりますが、そのタイミングがずれた場合には、
 凡打や見逃しになる確率が高まるという原理に基づいています。
 
 まあ、小学生が狙って見逃し三振を取ることはまず無いとは思いますが、偶発的にその
 ようなプレーが生まれることはあるのではないでしょうか?


④インコース低めの膝元にコントロールされた場合

 高校生や大学生レベルでも、インローの球をしっかりスイングできる選手は少ないです。
 二流投手の遅い球でも、インローにきっちりコントロールされると見逃し三振することは多いです。

 まして小学生の場合、ドアスイングの子が多いですから、手が出ないのは当然です。
 これも明らかに気持ちの問題というよりは、技術的な問題だと思います。



<私が心がけていること>


まず、その見逃しが技術の問題なのか、気持ちの問題なのかを、見極めようとする意識を持たなければと思っています。

もしそれが、本当に気持ちの問題であれば、叱ったり、励ましたりして、背中を押してあげることで、次の打席ではしっかりスイングができるようになるかもしれませんが、

(これは成功体験をつませてあげるための後押し)


もしそれが、技術の問題なのであれば、叱れば叱るほど、本人はどうして良いかわからず困ってしまうと思うんです。

(これは一番子供を迷わせる悪い方法)


つまり、それが気持ちの問題なのか、技術の問題なのかを見極める絶対的な眼力などあるわけはないのですが、努めようと意識することで、だいぶ成果がかわってくるのではないかなという考えです。

そして技術的な問題だと思ったら、それを克服するためのメニューを考えて練習するしかないかなと。気持ちの問題だけで片付けていたら、いつまで経っても振れるようにはなりませんから。


と、このようなことを考えつつも、


あえて、

「気持ちの問題だ!」

「振らなきゃ始まらねーよ!」

と叱ったりしています(笑)


野球って、そういうもの、これフツーですから。



上で野球を続けるなら、絶対に怒られますから、今のうちから多少の理不尽さには慣らしておかないと。


怒られて「なにくそー」と思える状態で中学に送りださないと、みんな辞めてしまいそうで怖いです。


バランスですね。



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2013年5月15日水曜日

長曽根ストロングスさんの練習方法/重いバットでスイングさせた方が良い?

少年野球チームの名門、長曽根ストロングスの熊田監督が、長曽根式の練習方法に関する本を出版されました。





大変参考になる練習方法がたくさん紹介されているのですが、

その中でも特に目を引いたのは「重いバットを振らせた方が良い」という記述です。


私は今まで、

・重いバットはフォームが崩れるからNG
・軽いバットでおもいっきり振った方が楽しい
・重いバットを振りすぎると、腰椎分離などの「野球腰」を誘発するからNG


と考え、子供にはなるべく軽いバットを推奨するようにしてきました。


ところが、全く逆の事が書いてあったので驚きました。


・重いバットを振るとフォームが良くなる。
・バッティングはスローイングと異なり、たくさんやっても故障しない。

こんな感じのことが書いてあります。

重いバットでスイングをさせると、最初はヘッドが下がったり、バットに振り回されたりするようですが、次第に一番振りやすいフォームを自分で見つけて、結果的に良い打ち方になるようです。


確かにうちの愚息は、いわゆる「手打ち」なんですが、もしかして軽いバットを振らせてきたことが原因?

小さい頃から重たいバットを振っていたら、自然と全身の力を利用したスイングになっていたかもしれないってこと?

なんだか、そんな気もしてきました。

大学の後輩の高橋由伸君は、小学生の頃から庭で竹竿を振り、サッカーボールでティーバッティングやっていたそうですが、あのキレイなスイングはその効果かもしれません。

ちょっと新しい引き出しが増えた気分です。
さっそく試していきたいと思います。



一方で、スポーツドクターの馬見塚先生は、著書「野球医学」の中で、学童期における過度な素振りやバッティングが「野球腰」を誘発しているデータを示し、重いバットでのスイングや何百回にも及ぶスイングに対し警笛を鳴らされています。我が子も昨夏に、毎朝200スイングのティーをやったところ、腰痛分離疑いと診断されました。この事実にもしっかり目を向けて必要があると思います。

技術向上と障害予防はもろ刃の剣ということでしょう。
このあたりのさじ加減が、指導者の手腕ということかもしれません。


<まとめ>

・技術向上の観点からは、重いバットは有効かもしれない。
・ただし重いバットを振って野球腰になっている子供が多数いることを知るべし。
・逆に重いバットで練習しても故障をしていない子が多数いることも事実。
・その辺りを踏まえ、ケースバイケースで重いバットでの練習を取り入れるべし。




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キャッチボール練習(その3)

今日もキャッチボールについて書きたいと思います。


みなさんのチームでは、キャッチボールに何分くらい時間を割いていますか?

うちは最近、5分くらいで終えるようにしています。

かつては、1メニュー15分前後の法則(子供が集中力を維持できる時間)に従って、15分〜20分程度やっていました。

しかし、子供たちのキャッチボールを眺めていると、悪送球ばかりで非常に効率が悪い。

しかも悪送球の原因は、能力の問題もありますが、半分以上は意識の問題です。


チンタラとキャッチボールをやっても、何も得るものはありません。
であれば、時間を区切って集中してやった方がよっぽどマシ。

という事で、

「5分間のみ!その代わり、しっかり声出して、パッと広がって、集中してやれ!」

と檄を飛ばし、集中してやらせるように努めています。



余った時間は、

・クイックスロー(捕ったら直ぐ投げるキャッチボール)
・挟殺スロー(ふたてに分かれ、挟殺プレーの動きで連続キャッチボール)
・ボール回し

など、メニューを分けて、より実戦に近いスローイングと捕球の練習にあてるようにしてます。いずれのメニューも5分程度で、しっかり声を出して、集中してやることが重要です。



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2013年5月14日火曜日

キャッチボール練習(その2)

以前にもキャッチボールについて投稿したことがありますが、あらためていつも意識しているポイントを書きたいと思います。


キャッチボール練習のポイント

①投げ手は、相手の捕りやすいところへ投げること
②捕球側は、しっかりと構えて、悪送球もすべて捕ること

当たり前のことですが、このふたつはいつも口酸っぱく子供たちに指示しています。


特に②が重要で、ちょっと目を離すと、ひざが伸びきった状態でボールを待つ子が多く、そのような状態ですと、ショートバウンドなどが悪送球が来たときに全く反応ができず、目を覆いたくなるような酷い体勢で後逸してしまいます。


逆に、ひざを少し曲げて、しっかりと構えていれば、悪送球に対してもそれなりに反応できますので、むしろ捕球側にとっては、よい練習になるはずなんですよね。


「変な球がきたら、むしろラッキー!」という気持ちで、喜んで悪送球は捕ろうぜ、

子供たちには、そのように伝えるようにしています。


ちょっとした心がけひとつですが、そのちょっとの差が大きな差となって試合に現れると思っています。

まだまだ不徹底ですが、言い続けていきたいと思います。



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2013年5月13日月曜日

学童野球における勝つチームの条件

葛西大会の役員として、たくさんの試合を観戦しながら、強いチームや勝つチームの条件って何だろう?とずっと考えてました。

①バッテリー
野球は7割から9割はバッテリーで決まる!みたいな話はよく聞きますが、少年野球はその度合いが更に強いですね。

さらにエース格のピッチャーが二人いること!

勝ち進むためには、これが絶対条件かなと強く思いました。

というのも、高学年も低学年も、決勝に残ったチームがそうだったという事実と、

なんせ日程が超タイトで、ゴールデンウィークなんかは、連日試合、かつダブルヘッダーも当たり前ですから、エース連投では、ピッチャーが潰れてしまいますし、疲れて打たれてしまいます。

安定的にたくさんの投手を育てられるチームが強いチームかなと感じています。

②一定の守備力
当たり前の打球を当たり前にアウトに出来る守備力、それで十分です。ファインプレーはいりません。というか、ファインプレーって、投手のリズムがいいと、不思議と自然に出来るんですよね。

少年野球の守備なんて、ミスは当たり前。いかにミスの数を最小限に抑えるか、そのためには、いかに簡単な打球をしっかりアウトにするか、だと思いました。

③打力
打線は水物、トーナメントは守備が命。よくそんな話を聞きます。

確かに真実だと自分も思ってます。

ただ決勝に進むような強いチーム同士がギリギリの試合をするような場合、最後に勝敗を分けるのはバッティングなんですね。

打てなくても得点は出来ますが、それでは限界があるというのも事実。てっぺんを狙うには打力が鍵かなとも思いました。

④勢い
トーナメントは勢いが大事!これは昔からずっと思っていることです。特に少年野球は、気持ちが5割!くらい、勢いって大事ですね。

そのためには、ひとりひとりが本当に勝ちたいと思って必死になることが大事ですし、やっぱりスタッフがそう仕向けてあげることが必要かなと。

ベンチで怖い顔して叱ってばかりでは、子供もテンションが下がってしまいますよね。

時に喝を入れることは必要だけど、基本は一緒になって喜んだり励ましたりしながら、笑顔で楽しく戦うことではないでしょうか。

と偉そうに能書きを書いてしまいましたが、うちのチームはまだまだですから、地道な努力を積み重ねて参りたいと思います。

最後は監督の器!

日々精進します(^^)


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学童野球の連盟役員というお仕事

昨日は葛西大会の閉会式でした。3/17に開幕し、約2ヶ月弱でしたが、子供たちは本当によく頑張ったと思います。

さてそんな葛西大会ですが、今年から連盟の役員としても携わらせて頂くことが出来ました。

毎週会場に足をはこび、ほぼ全チームの試合を見させて頂きましたので、大変勉強になりましたし、

また先輩役員の方々に、他チームの練習方法や、過去のお話など、たくさん教えて頂き、本当に有意義な時間を過ごすことも出来ました。

葛西大会は中学部の試合もあるので、中学の監督さんに中学野球事情などを教えて頂いたことも、凄く刺激になりました。ありがとうございました(^^)

それにしても、改めて、裏方の役員さんや審判さんあっての少年野球なんだなと、自分がやってみて痛感しました。子供たちには、いろいろな大人たちがいて、大好きな野球が出来ているんだよ!ということを伝えていきたいと思います。

秋の大会で、全てのチームの子供たちが、たくましく成長した姿を見るのが待ち遠しいデス。









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2013年5月11日土曜日

バッティングフォーム分析

バッティング指導って

本当に難しいっす(^^;;


細かいことをアドバイスすると、子供は混乱して逆効果だし、

かと言って、好きに打たせるだけだと、どんどん悪い癖がつくだけだし。


理想は、北斗の拳のケンシローみたく、急所をピンポイントで突くだけで全てOK!みたいなアドバイスが出来るコーチになることなんですがねー。

顕在化している欠点(例えば、開きが早いとか、ドアスイングになっているとか)の原因となっている根本原因を見つけることが出来て、

なおかつそれを改善するための的確な処方箋を出してあげられるコーチ…というわけですね。


10年、いや20年早いかな?

まだまだ修業が足りません(^^)

そんな中、僕がはまっているのが、PCで動画をコマ送りしてフォーム分析することです。




まずノーマルスピードで見て、良い点、悪い点を考えます。

次にコマ送りで同じことをやります。

すると、不思議なことに、ノーマルスピードでは見えなかった動きが見えて、びっくりすることが多々あるんです。


動画はiPhoneでお気軽に撮影したものをパソコンに取り込んでみてます。

なかなか面白いので、これはオススメですよ。

ただコマ送りは、一連の動きとか、タイミングとかが分からず、判断をミスリードするリスクがある点はお忘れなく。

また本人に見せるべきか、見せないべきかも、慎重に判断した方がよいと思います。

なんせ、自分の感覚と、実際の動きって、めちゃくちゃギャップがありますからね。

見せて分からせるとか、

自分で自分をコーチさせるとか、

高学年くらいになれば、見せるメリットの方が大きいとは思いますが。


さて、今日は雨で練習中止でしたが、明日は晴れるかな?

秋の大会は、打ち勝つことを目標にがんばります!


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2013年5月10日金曜日

葛西大会の振り返り

久々にブログを更新します!

年明け以来いろいろとあって、ブログどころでは無かったのですが、やっと落ち着いてきました。これから徐々にテンションをあげていきたいと思います。

さてゴールデンウィークは、全国各地で様々な大会が開催されてましたね。我がチームも連日熱い戦い続きで、正直疲れました(笑)。

で、結果は。。。

葛西大会ブロック2位。

んー、優勝していれば、上部大会の切符を手に出来ただけに、子供たちにとっては非常に悔しい結果で終わってしまいました。

敗因は、格好付けるわけでもなく、まさに監督の責任!

打順の組み方、投手交代のタイミングなど、反省点ばかり。

ホント、申し訳ない!!

年初にも書きましたが、今年は優勝を狙いに行くと宣言し、相応の準備もしてきましたが、まだまだ甘かった。

でも、僕たちに足りてない課題も明確になったし、何より子供たちは本当に良くがんばったと思うので、収穫の多い大会でもありました。

秋に向けて、チーム一丸となって、また頑張っていきたいと思います。



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