2011年12月29日木曜日

練習時間について

二小クラブのチーム活動時間は、原則以下の通りです。

高学年チーム(6〜5年生)
土日ともに9時〜17時頃

低学年チーム(4〜1年生)
土曜 9時〜13時
日曜 9時〜17時頃

他チームも同じくらいやってますが、
率直に言って長過ぎだと思います。

確かにひとつのことを一生懸命やることで得られるものあるとは思いますが、一方で過剰過ぎれば、失われるものも多いと私は考えています。

小学生は多感な時期ですから、野球に限らず、様々な経験をさせてあげることが、その子の将来のためになるのではないでしょうか?

特に低学年は、一日中は集中力が持ちませんから、結局ダラけた練習にならざる得ませんし、拘束時間が理由で入部を見送るご家庭もあると聞いています。

スタッフや保護者に聞けば、別にプロ野球選手にすることが目的ではなく、野球を通じて健全育成することが目的だと言います。であれば、なおさら長時間の練習って、どんな意味があるのだろうと思ってしまいます。

先日、東京ドームでソフトバンクの試合前練習を見学しましたが、わずか1時間でしたが、もの凄い濃い練習をしていました。

私が社会人で監督をしていた時は、半日もあれば十分過ぎるくらい濃い練習が出来、選手はヘロヘロになってました。

結局、学童チームが1日中練習出来るのは、練習効率が極めて悪いからなんです。長い割に中身は薄いです。

逆に徹底的に練習効率を高め、集中した練習をすれば、今以上の練習を半分の時間で実現できます。

現に打撃練習にしても、以前は1日ひとり10球程度しか打てませんでしたが、今のCチームは5台のマシンを使って一斉に打つことで、同じ時間でひとり100球は打てるメニューになってます。守備練習にしても、待ち時間はほとんどなく、高稼働なメニュー組みになっています(通常は10人待ちとかザラです)。

スタッフの皆さんと協議は必要ですが、来年のCチームは、日曜日も半日練習に変更したいと私は考えています。

変更の主旨、背景をご理解いただければ幸いです。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ブログランキングに参加してます。
この記事が面白いと思った方は清き1票を♪
(下記ボタンをクリックしてください)

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


2011年12月28日水曜日

指導内容を統一する

コーチによって教える内容が異なると子供たちは混乱します。

コーチ陣は出来る限り指導内容を統一し、一枚岩の指導を行うべきだと思います。

では具体的にどのように指導内容を統一すればよいのでしょうか?

来年は以下の取り組みを予定しています。

①スタッフ勉強会
月1回程度の頻度で、スタッフの勉強会を実施する予定です。投げ方、打ち方などの基本、選手別の課題&対策などをスタッフの皆さんと共に考え、共有するイメージ。Aチームのスタッフにも参加頂くことで、1年生から6年生まで、一貫性のある指導体制を目指します。

②マニュアルの活用
技術論や練習メニューなどは、出来るだけ文字に落として可視化するつもりです。マニュアルが全てではありませんが、出来るだけノウハウは紙に残し共有するべきと考えています。

③グランドでの都度ミーティング
各メニューの前に都度スタッフは集合し、このメニューで意識するポイントは何か?を確認してから練習を始めます。またメニューが終了したら、再び集合して反省点などを共有します。

④facebookでコミュニケーション
facebookの非公開機能を活用し、平日もスタッフ間で意見交換を行っています。iPhoneで撮影した動画をアップして、技術的な分析をしたりもしています。来年も継続したいと思います。

⑤飲み会
ふところ事情にもよりますが、たまにはスタッフで飲み会をやりたいですネ!

まあ、これらをやっても、完全に統一することは難しいとは思います。したがって、気づいたベースで会話することが一番大事。そのためには、気軽にコミュニケーションできる雰囲気や人間関係作りが必要ですね。

最後に忘れてはいけないのは、親御さんとのコミュニケーション。

ご家庭でお子さんに野球を教えている場合、お父さん(またはお母さん)とコーチで指導内容が違う、なんてケースも起こり得ると思います。したがって、もしそのようなご家庭があれば、遠慮なく私にお声掛けいただければと思います。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ブログランキングに参加してます。
この記事が面白いと思った方は清き1票を♪
(下記ボタンをクリックしてください)

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


2011年12月27日火曜日

スタッフ飲み

先週末に、スタッフの皆さんと来季のAチームの監督さんのお宅に飲みに行きました(奥様、遅くまでありがとうございました!)

そこで話をしたこと。

来年はAチーム、Cチーム関係なく、同じチームなんだから、気づいたことがあれば遠慮なく意見交換しよう!

アップは全学年、一緒にやろう。その方が一体感が生まれるのではないか。

来年は4年生がAチーム、Cチームの掛け持ちになる。基本はCチームだけど、日曜日はAチームの練習にも参加、なおかつAの練習試合があれば、原則帯同させましょう。子供の負担は大きいけど、逆に言えばチャンスであり、むしろラッキーなこと。

バントや走塁に関する考え方なども聞くことができて、大変有意義な時間でしたね。

技術的な部分に関しては、私が主催して定期的に勉強会もやっていきたいなと考えてます。

年明けの外部講習会にも、たくさんのスタッフが参加することになりました。

すべては子供たちのために!というベクトルはみんな一緒ですネ。熱い、いいチームだと思います(^O^)

来年も大人のチームワークをしっかりとって、より良いチーム作りを目指していきたいと思います。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ブログランキングに参加してます。
この記事が面白いと思った方は清き1票を♪
(下記ボタンをクリックしてください)

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


2011年12月26日月曜日

声について

野球をするうえで声はとても大切な要素ですよね。

では具体的になぜ声って大事なのでしょうか?

私は声には5種類の声があると考えていて、それぞれに明確な目的があると思っています。

①気持ちを高める声
まずは自分の気持ちを高める声。アップで大声を出したり、守備で大声を出したり、試合前に円陣組んで大声出したりする、あれです。

大声を出すことで交感神経が活発に作用しアドレナリンが分泌!その結果、集中力が高まりますので、パフォーマンスに好影響が及ぼされます。

小学生の子供たちに、まず身に付けて欲しい声ですね。

②仲間を励ます声
次に仲間を激励する声。チームメイトに対し皆がプラス思考の言葉掛けをすることで、お互いが気持ち良くプレーできるようになります。

良いプレーがあればナイスプレーと声を掛け、声を掛けられた子は手をあげてそれに応える。ミスがあればドンマイ、次、次!と声を掛け、スマン、スマンと応える。

お互いがプラス思考の声掛けをし合うことで、前向きでチャレンジングなチーム文化を醸成でき、それが目に見えない力となってチームワークを発揮する経験を過去に何度もしてきました。逆に仲間のミスを批判したり(コーチがミスを叱るチームに多いです)、マイナスな発言が目立つチームには、チームワークによる目に見えない爆発力は生まれないと考えています。

③事前確認の声
事前確認の声とは、次のプレーに関連することをチーム全員で確認し、実際のプレーで慌てないようにするための野球の技術です。

簡単なところでは例えば守備。アウトカウントや打順、前の打席での打球方向の確認がそれに該当します。

例えば攻撃。1死2塁であれば、走塁にアウトカウントを確認したうえで、ピッチャーゴロとライナーはバック、三遊間は抜けてから、ライト方面はタッチアップ!とコーチャーやベンチから声を送ります。

野球のレベルが上がれば上がるほど、事前確認の内容も細かくなります。

環境面では風向き、太陽の位置、グランドコンディションなども、試合中に何度もしつこく確認すべきですね。

④インプレー中の声
インプレー中の声とは、一瞬、瞬間の声のこと。例えば、中継プレーでカットマンが球を呼ぶ、キャッチャーがカットマンの位置を指示出しするなど。タイミングを逃したり、声が小さいと何の意味もありません。例えば守備で相手ランナーが盗塁したとき、ベンチの控えメンバーが全員で『走った!』と言えば、味方捕手の送球が速まるかもしれません。野球の声で最も必要な声はこの声だと思います。

⑤野次、プレッシャーの声
野次は絶対にNGです。二小クラブでもし子供が野次を飛ばしたら、その場で厳しく指導します。ただ一方で、相手チームは指導者を含め野次を飛ばしてくる可能性は否めません。また直接的な野次ではなくても、ベンチで大人が大声を出し、間接的に二小の選手にプレッシャーを掛ける汚い指導は存在します(秋季大会で実際ありました)。その意味では野次も野球のうち。野次られることを前提に置き、対処方法を準備しておくことが賢いやり方です。

以上が声の種類ですが、重要なことは小学生の子供にどこまで求めますか?という点です。

私はまだ学童の指導経験が乏しいので確信はありませんが、低学年の子たちには①②は出来るようになって欲しいと思い指導しています。

ただ②は意外と難しいみたいですね。他人に声を掛けるのって、結構出来ないみたい。でもそこは頑張らせたいと思ってます。

あと③④に関しても、都度指導はしていますが、低学年で完璧に出来るようになることはほぼ無理という感覚です。あくまで高学年になって出来るようになるための下地作りとして、大切さを低学年のうちから教えておく程度の位置付けと考えています。

⑤については、小学生には難しかな。余程余裕のある子には求めますが、普通の子は自分のプレーでいっぱいいっぱいですからね。まあ、考え方みたいな部分は状況をみて教えてあげたいとは思っています。

つまり声を出せ!と闇雲に説教しても絶対に声は出るようにはならず、これらの声の種類をまずは理解した上で、今はどのような声を出せるようになればいいのか?そのためにはどんな練習プログラムを提供するばいいのか?そんな観点で、計画的な育成をすべき、というのが私の考えです。一度に全てを求めることはナンセンスだと思っています。

その意味で二小Cチームでは①②の完成をゴール設定し、今のところ①は合格だけど②は不合格というのが自己評価ですかね。

ただ一部の子は③④が出来ていたりと個人差もありますから、一概にダメとは言えませんが。

いずれにせよ、スタッフの皆さんと、『鳴かぬなら鳴かせてみよう子供達!』を合言葉に、いろんなプログラムを開発中ですので、きっと素晴らしい声が出るチームになっていくと私は確信してます!

鳴かぬなら殺してしまえ~

これだけは解せませんね\(//∇//)\

引き続き頑張ります!

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ブログランキングに参加してます。
この記事が面白いと思った方は清き1票を♪
(下記ボタンをクリックしてください)

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


2011年12月24日土曜日

親がやってはいけないこと、やるべきこと

先日、外部講師をお招きして、保護者と4年生以上の子供たちにメンタル面の講習会を開催していただきました。

当日配布された資料に、「親がやってはいけないこと」、「親がやるべきこと」などが書かれており、大変勉強になりましたので、この場でもシェアさせていただきます。


<親がやってはいけないこと>

・親のエゴや目標を子供に押し付けない
・子供のプレーに干渉しすぎない
・子供が自分で判断したプレーに対し、批判したり、自分の考えを押し付けない
・他の親に敵を作らない
・他のチームと比べたり、施設や道具をうらやんだり、けなしたりしない
・代償、見返りを期待しない
・他の子供と比較しない
・威圧的な態度、言動をとらない
・軽蔑的な態度、言動をとらない
・やる気を出させようとせがむ、困らせる、皮肉を言う、脅す、恐怖を持たせるなどしない
(親を嫌いにさせる原因となる最も下手な方法)
・子供が最高の努力をすると期待しない(理想と現実のギャップを理解しておく)
・コーチの家に押しかけたり、迷惑をかえりみない電話やメールしない


<親がやるべきこと>

・一緒に喜ぶこと(前面に出てこないこと)
・子供の試合を楽しむこと
・子供のスポーツ参加を外側から見て、自分の人生に取り入れること
・親がバランスの取れた人生を送ることで、子供のスポーツ参加に良い影響を与える
・心に余裕を持って接する
・今の子供の現状を理解して、良い後押しをしてあげる
・結果よりもプロセスを褒める
・何か励みになるものを定期的に準備する(結果より、そのプロセスに対して)
・ユーモアのセンスを持ち続ける
・試合中のポジティブな応援や声がけ
・子供が逃げ込む場所を与える
・解散するまでコーチの時間と理解すること


<他の親といっしょにやるべきこと>

・親同士が良い人間関係を作る(親も含めた良いチームを作る)
・無理をせず、心からのボランティアを(見返りを期待しない)
・警察のように公平・公正に監視する気持ちを認識しあうこと
(他の子供に対しても公正な態度アドバイス)



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ブログランキングに参加してます。
この記事が面白いと思った方は清き1票を♪
(下記ボタンをクリックしてください)

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


2011年12月23日金曜日

エラーは後が大事!

『エラーは後が大事!』
監督に就任以来、私が一貫して子供たちに伝えてきたことです。

野球も人生もエラーそのものが悪いのではなく、エラーを前向きに受け止め諦めないことが大事だと思うからです。そのような資質を育んであげることが、今彼ら(彼女ら)に最も必要なことだと思っています。

そのためには、エラーをしたときに、「馬鹿野郎!」というような罵声を浴びせるのではなく、「OK!ナイストライ!」、「次だ、次!」と前向きな言葉を掛けてあげることで、前向きな意欲を引き出してあげることが肝要だと思います。罵声を浴びせると、現実から目をそむけ、言い訳をしたり、ふて腐れたり、思考停止になって工夫しなくなったり、逆効果な行動が見られることが一般的に感じます。

以下は我がチームにありがちな光景ですが、皆さんが監督だったらどうしますか?

例えばサードのD君。
サードゴロをファンブルした際、ボールを拾って1塁に投げれば簡単にアウトを取れるのに、エラーした瞬間に天を仰いで悔しがっている。悔しがる暇があれば、球拾って1塁に投げろよ!

例えば主将のM君。
1打席目にアウトになると、この世の終わりのような顔でベンチに戻ってきて、肩を落として涙目になっている。一流バッターでも10回中7回はアウトになるんだから、そんなに気にしないで次頑張ればいいじゃねーかよ。お前、キャプテンだろうが。しっかりしろよ!

例えばキャッチャーのS君。
パスボールをしたことがショックで、逸らしたボールを追いにいく足取りが異様に重い。そうこうしているうちにランナーはどんどん進塁。走者3塁の場合は漏れなく1点献上。1点が入るか入らないかという大切なプレーをチンタラやりやがって、やる気ねーなら帰れよ!

イライラしますねー(笑)

全員集めて説教しましょうか?

例えばこんな感じで。

「お前ら、試合に勝ちたくねえのかよ、勝ちたいんだったらもっと気合入れてやれよ!」

「だいたいM、お前はキャプテンでチームを引っ張る立場なのに、お前がそんなことでどうすんだ!だから勝てねーんだよ。悔しかったらちゃんとやれよ。打てなくたっていいからさあ、せめて声くらいはお前が一番出すべきじゃねーのか」

「おいS、お前は何度言ったら分るんだ。先週も同じことを言ったよな。何度も同じこと言わせんじゃねーよ。いいか、次同じことやったらレギュラー外すからな!」

ネット裏の保護者もこんなわが子を見てイライラしてますから、監督がこんな説教をすれば少しは気持ちがすっきりするかもしれませんね。

でも、上記の説教は逆効果だと思うので絶対にやりません!
(正確に言えば、やったこともありますが、あまり手応えがなかったのでやらないことにしてます)

基本的に、言えば言うほど、負のスパイラルに陥って悪循環になります。
たまたま気の強い子供たちばかりで、言えば言うほど食らいついてくるならやりますけど。

でも言えば言うほど、失敗を恐れてチャレンジしなくなったり、声が出なくなったするならば、このやり方は指導者の自己満足以外の何物でもないのではないでしょうか?

スポーツ心理学の科学的見地からも、上記のような指導方法はNGといわれています。心理学がどんだけよ、科学なんてあてにならないよね、という思いは一方で持ち続けたいと思っていますが、約10年間、この分野の勉強をしつつ、指導現場でいろいろと試した経験からすると、今の子供たち(高校生や大学生も含め)には、前向きな教示を与えた方が結果的にうまくいくというのが、私の考えです。

時に説教はしますが、それはあくまでスパイスであって、メインにしてはいけないと思ってます。

さらに自分がイラついたからとか、衝動的に切れるみたいな指導は一番最悪だと思うので、絶対にやらないように努めて参りたいと考えています。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ブログランキングに参加してます。
この記事が面白いと思った方は清き1票を♪
(下記ボタンをクリックしてください)

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


2011年12月22日木曜日

学童野球の指導目的(その4)

『礼儀を教える』

二小クラブ心得の中に、「親しき中にも礼儀を忘れないこと」という一文があります。

礼儀、大事ですよね。
では礼儀って何なのでしょうか?

これも挨拶と同じで「自然なありがとう」を笑顔で言えるようになることだと私は考えてます。

そして子供にとって一番親しい人は、親や兄弟ですから、まずは家庭内で自然な「ありがとう」を言えるようになることが大事だと考えています。

そのためには、親が子供にありがとうを沢山言うべきですね。

罵声を浴びせられて育った子は他人に罵声を浴びせ、批判されて育った子は他人を批判する。逆に笑顔のありがとうを沢山貰った子は他人にも沢山ありがとうを言えるようになる。人間って、そういう生き物だと思うからです。

親が子供にありがとうを言えば、子供からも自然とありがとうが返ってくるし、自然と外でもありがとうを言えるようになってくれると思います。


さてグランドはどうかと言うと、

うちのチームでは、例えば親御さんに差し入れを頂いたとき、全員で整列し声を合わせて「ありがとうございました!」とやります。

始めて見た時は、凄い違和感でした。でも今は意識付けという意味で必要だと理解してます。

ただそれと並行して手渡しで差し入れを頂いた際に、「ありがとうございます」を目を見てちゃんと言えてるか、そこをしっかり見てあげなくてはいけないんだろうなと今書きながら思いました。

グランドに一礼、ノッカーに礼、チームにはいろいろなお作法がありますが、それもただのお作法で終わらず、そこに心を込めなきゃですよね。

時間がかかりますが、卒団するまでには、その大切さを分からせて送り出してあげたいものです。

最初は強制、少しずつやれるようになってきたら褒めて伸ばす、そしていつの日にか主体的に。

長〜い目で見守ってあげたいと思います。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ブログランキングに参加してます。
この記事が面白いと思った方は清き1票を♪
(下記ボタンをクリックしてください)

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


2011年12月21日水曜日

学童野球の指導目的(その3)

『挨拶を教える』

二小クラブの部訓である「二小クラブ心得」には、挨拶の大切さがうたわれています。

挨拶は、社会生活の基本ですから、野球を通じてそれを学べることは大変良いことだと思います。

では挨拶って具体的にどのように教えれば良いのでしょうか?

本質的には、各ご家庭で、家族同士が笑顔で明るく挨拶することだと思います。夫婦でおはよう!夫婦でただいま&おかえり!まずはそこを徹底し、その空気感の中で、子供にも同じものを求めていく。これが基本中の基本なのかなと感じています。

あとは、義務的ではなく、明るく気持ちを込めて挨拶をすること。これも子供は結構苦手なので、親が家で毎日見本を見せ、子供にもそれを求める必要があるのかなと。それが当たり前の空気になると理想ですね。


それでも子供は中々出来ないんですけどね。時間がかかるんだと思います。

その上でグランド!
(まずは家庭という意味)

グランドでは、

ビシッと整列して軍隊式の礼!
全員で声を揃え大声で挨拶!

これ、実社会と乖離したお作法なので、若干違和感はあるんですが、極端な形で習慣付けすることで、重要性を強く認識させる手段としては有効だと思ってます。

ただ一方で実社会とは大幅に乖離したやり方なので、儀式的にやるだけで、形骸化しやすいという側面は認識するべきと思います。それだけやらせて満足する指導者はナンセンスですし、そこに多くを求め過ぎる保護者もナンセンスだと思います。

グランドではしっかり挨拶するけど、街であったら蚊の鳴くような挨拶だったり、挨拶をしなかったりということをよく耳にしますから、本質的には自然な笑顔で普通に挨拶出来るような子にしてあげることが、一番大事だと思うんです。私はグランドでも、そのようなコミュニケーションを大切にしたいと考えています。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ブログランキングに参加してます。
この記事が面白いと思った方は清き1票を♪
(下記ボタンをクリックしてください)

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


2011年12月20日火曜日

学童野球の指導目的(その2)

『野球を通じた体作り』

野球を通じて、子供たちの体作りのお手伝いをすることが、学童野球の重要な役割のひとつだと考えています。

私が考える体作りの目的は以下3点です。

①健康な社会生活を送るための基礎体力作り
②野球に必要な体作り
③全てのスポーツに通じる運動神経の向上

①は親御さんがチームに子供を預ける大きな目的のひとつだと認識してます。何でもよいので我が子にスポーツをさせたいという親御さんも多いかと思います。

②はバッティングやスローイングに必要な筋力や柔軟性の類です。科学的根拠に裏付けられたトレーニングを行うことで、競技力向上や怪我の予防に役立つと考えています。


③は②に通じる部分も多いですが、将来別のスポーツへ進んでも役に立つ運動神経を向上させてあげたいという考えです。

二小クラブのトレーニングメニューはまだまだ発展途上ですが、各種講習会や書籍からの情報収集、プロのトレーニングコーチや他チームの指導者さんとの意見交換に基づきプログラム化しています。トレーニングの世界は
日進月歩ですので、今後も継続的にブラッシュアップして、より効果的なものにしていきたいと思っています。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ブログランキングに参加してます。
この記事が面白いと思った方は清き1票を♪
(下記ボタンをクリックしてください)

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


2011年12月19日月曜日

学童野球の指導目的(その1)

『野球の楽しさを教える』

学童野球を指導する上で、私が一番心掛けていることは、子供たちに「野球の楽しさ」をいかに感じて貰うかということです(^^)

大人も同じですが、楽しいと思うことは時間を忘れて夢中になりますよね。そして時間を忘れて夢中になれれば、何事も自ずと上手くなりますよね。

子供たちにはそんな感じで野球をやって欲しいんです。

以前にチームの保護者には説明したことがありますが、「DSやWiiよりも野球がやりたい!」と子供たちに言わせることが私の目標ですね(笑)。昔に比べると野球以外に楽しいことはいっぱいありますから、子供を野球好きにするのも案外難しいものです。


では野球の楽しさって、一体何なのでしょう?

野球の楽しさには「段階」があると私は考えています。

<初期段階の楽しさ>
野球を始めたばかりの子供は、バットにボールが当たった!ボールがグローブに入った!それだけで、まぶしいほどの笑顔を見せてくれます。ホームランを打とうもんなら、全身を使って大喜びですよね。私も小学生の頃は、放課後に友達と野球をやって遊ぶのが大好きでした。あのときの楽しかった思い出があったからこそ、高校や大学でも野球を続けられたし、今でも野球に携わっているのだと思います。まずはそんな気持ちを育ててあげることが第一歩だと思います。


<中間段階の楽しさ>
打つ、捕る、投げるが当たり前になってくると、次の段階として、試合に勝つとか、チームワークとかに楽しさを見出すようになると思います。個人差はありますが、だいたい4年生くらいからでしょうか。この楽しさが分かり始めると、もっと野球にはまってくれると思っています。


<最終段階の楽しさ>
最終段階は、自ら主体的に取り組む楽しさです。

自分で立てた目標をひとつずつクリアしていく充実感は、究極の楽しさだと思います。そして、それが出来る選手にならないと、必ず将来伸び悩みます。私はそんな選手を沢山見てきました。

勿論、小学生に最初から主体性を求めることは不可能ですから、手取り足取り指導することは必要です。ただ高学年になったら、少しずつ自分で考え、自分の責任や判断のもと、野球をやる楽しさを感じさせてあげるべきではないでしょうか。

そのためには、ガミガミ叱りつけ鍛えあげる手法は逆効果だと思います。子供を信頼し、励まし、頑張っている姿勢を褒め、自分から行動したいという意欲を引き出すべきです。

この資質は、受験や仕事など、全ての分野で共通のものと考えます。これからの社会は今以上に自分の判断、責任で行動する社会人が求められます。忍耐力と従順さだけの子供を育てるだけでは時代の要請に応えられないと私は考えています。

明るく楽しく健やかな健全育成を目指し頑張りたいと思います!


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ブログランキングに参加してます。
この記事が面白いと思った方は清き1票を♪
(下記ボタンをクリックしてください)

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


2011年12月15日木曜日

ブログを始めました!

今日からブログをスタート!

学童野球の指導に際し、感じたことや思っていることを、少しずつ書き留めていきたいと思います。よろしくお願いいたします。