2011年12月19日月曜日

学童野球の指導目的(その1)

『野球の楽しさを教える』

学童野球を指導する上で、私が一番心掛けていることは、子供たちに「野球の楽しさ」をいかに感じて貰うかということです(^^)

大人も同じですが、楽しいと思うことは時間を忘れて夢中になりますよね。そして時間を忘れて夢中になれれば、何事も自ずと上手くなりますよね。

子供たちにはそんな感じで野球をやって欲しいんです。

以前にチームの保護者には説明したことがありますが、「DSやWiiよりも野球がやりたい!」と子供たちに言わせることが私の目標ですね(笑)。昔に比べると野球以外に楽しいことはいっぱいありますから、子供を野球好きにするのも案外難しいものです。


では野球の楽しさって、一体何なのでしょう?

野球の楽しさには「段階」があると私は考えています。

<初期段階の楽しさ>
野球を始めたばかりの子供は、バットにボールが当たった!ボールがグローブに入った!それだけで、まぶしいほどの笑顔を見せてくれます。ホームランを打とうもんなら、全身を使って大喜びですよね。私も小学生の頃は、放課後に友達と野球をやって遊ぶのが大好きでした。あのときの楽しかった思い出があったからこそ、高校や大学でも野球を続けられたし、今でも野球に携わっているのだと思います。まずはそんな気持ちを育ててあげることが第一歩だと思います。


<中間段階の楽しさ>
打つ、捕る、投げるが当たり前になってくると、次の段階として、試合に勝つとか、チームワークとかに楽しさを見出すようになると思います。個人差はありますが、だいたい4年生くらいからでしょうか。この楽しさが分かり始めると、もっと野球にはまってくれると思っています。


<最終段階の楽しさ>
最終段階は、自ら主体的に取り組む楽しさです。

自分で立てた目標をひとつずつクリアしていく充実感は、究極の楽しさだと思います。そして、それが出来る選手にならないと、必ず将来伸び悩みます。私はそんな選手を沢山見てきました。

勿論、小学生に最初から主体性を求めることは不可能ですから、手取り足取り指導することは必要です。ただ高学年になったら、少しずつ自分で考え、自分の責任や判断のもと、野球をやる楽しさを感じさせてあげるべきではないでしょうか。

そのためには、ガミガミ叱りつけ鍛えあげる手法は逆効果だと思います。子供を信頼し、励まし、頑張っている姿勢を褒め、自分から行動したいという意欲を引き出すべきです。

この資質は、受験や仕事など、全ての分野で共通のものと考えます。これからの社会は今以上に自分の判断、責任で行動する社会人が求められます。忍耐力と従順さだけの子供を育てるだけでは時代の要請に応えられないと私は考えています。

明るく楽しく健やかな健全育成を目指し頑張りたいと思います!


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