2012年7月31日火曜日

夏休みのすぶりノート

夏休みに入り1週間が経ちました。

二小クラブでは、夏休み期間を利用して、子供たちにひとまわり成長して欲しいと思い、期間限定企画として『すぶりノート』なるものを作ってみました〜(^^) 3年生以上が対象です。


これです!





どんなものかと言うと、子供たちが毎日の素振りの本数を記録して、週末に私なりがチェックするといった簡単なものなのですが、継続出来るようにちょっとした工夫を施してあります。


1ページ目(目標設定シート)





まずは秋の大会でどんなバッティングをしたいかという目標を記入します(下段)。ホームランを打つ、全試合ヒットを打つなどの類です(大目標)。目標は出来るだけ具体的な方が望ましいです。


次にその目標を達成するために、夏休み期間(5週)でトータル何スイングするかという数値目標を立てます(中目標)

最後に、いつ素振りをするのか(朝飯の前とか)、雨や風邪、旅行の日はどうするのか?などの行動目標を記入します(小目標)

目標を細分化することで、子供たちに実現イメージを持たせ、ヤル気を引き出すことが1ページ目の狙いです。



2〜6ページ目(記録シート)




2ページ目以降は、1週間1ページで、毎日のスイング数を記録するページです。単に本数を記録をするだけではなく、『すすんでやった』『工夫してやった』などのチェック項目も設け、出来たら○、出来なければ×を記入します。

ここでのポイントは、夏休みトータルのスイング目標を考慮し、今週のスイング目標数を設定することです。仮に忙しくて出来ない日があったとしても、1週間の別の日でリカバリーすることで、週の目標は必達を目指します。また翌週は忙しそうだなと思ったら、今週の目標は多めに張るなどの調整も必要です。

毎日、保護者にサインを貰い、モチベーション維持に協力いただいてます。

1週間の総括コメント欄に今週工夫したことを書かせ、それに対し、監督コーチからメッセージを添えて返却する流れになります。1クールが1週間の作りになっている点も継続の観点では重要なポイントです(^^)

最終ページはまとめ、振り返りのページです。





で、一昨日1クール目が終了し、みんなのノートを見させて貰いましたが、かなり面白かったですよ。


目標がチャレンジング過ぎる子、目標が低すぎる子。

完璧にやり遂げた子、3日坊主の子。

数がやたら多い子、少ない子。

すすんでやれた子、やれない子。

性格が出ますね〜。

当初に確認したときは、半分くらいの子が素振りはやっていませんでしたので、中身はさておき、まずは前向きに取り組もうという意欲を引き出せたことは成果かなと思っています。

あとは個別にピンポイントアドバイス。例えば3日坊主だった子は、夕方にやることにしたけど時間が無い日があったと言っていたので、朝のラジオ体操の後にやってみたら?と提案。そんなもんは自分で考えろ!と言いたくなりますが、この子にそれは逆効果と判断し、まずはやれた実績を1日でも多く積ませることを優先。

数が多過ぎる子には、その意気込みを高く評価したうえで、投手をイメージしたイメージ素振りのやり方をレクチャー。おそらく内容度外視で、人より多く振ることだけが目的になっている可能性があります。

振った後にぐらつく子には、スイングした後に2秒止まる練習を次週の課題として与えてみました。

工夫したことのコメント欄の記述は、総じては抽象的で、大人から見れば工夫に値しないことばかりでしたね。

次回は、そのあたりを本人たちにもう少し考えさせてみたいところです。

この取り組みを通じ、達成感を感じさせてあげたいのと同時に、PDCAサイクルの回し方(目標管理手法)を実体験をもって学ばせてあげたいとの狙いがあります。これは野球に限らず、全てに通じる大切なスキルですからね。

一方で、本当に秋の大会で結果に繋がるかは、数の問題だけではありませんので、我々スタッフ側はその点はドライに捉えたうえで、別の策は講じていく必要はあるとも思っています。

まあ、はじめての試みで、どうなるのか予想できませんが、とりあえず私も5週間は頑張ってみます(^^)

次週の素振りノートが待ち遠しいです!


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ブログランキングに参加してます。
この記事が面白いと思った方は清き1票を♪
(下記ボタンをクリックしてください)

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


2012年7月12日木曜日

野球人口の裾野を広げるために(後編)

お久しぶりです(^^)

最近仕事が忙しいドM監督の松下です。忙しさを理由にブログの更新をサボっておりました〜!

思えばその昔、社会人の現役プレーヤーの時は、残業で深夜帰宅の時こそ素振りをする、飲んで帰った時こそ走る、みたいなドMっぷりを楽しんでいました(^^;;

やっぱ、野球人たるもの、基本はドMでなければならぬ!

そんなわけで、今夜も深夜2時のハイテンションブログ、行かせていただきま〜す。

さて今回のテーマは、

前回のつづきで、野球界の裾野を広げる方法を考えよう!です。

ん〜、真面目に考えましたよ!

ズバリ、

僕はプレスクールを作りたい(^^)

プレスクールとは、

学童野球チームに入る前段階のお子さん、すなわち幼稚園生や低学年向けのライト感覚な野球教室。

ざっとこんなイメージです。

活動
週1、または隔週で2時間程度

対象者
幼稚園生から小2くらい迄

目的
野球に親しむ、楽しむ

服装
自由(半袖、短パンとか)

費用
保険代と実費のみ

内容
Tボールゲームを中心とした遊び

礼儀とか、挨拶とか、人間教育とかはうたわず、あくまでレクリエーションです。

どうっすかね?

何でこんなことを考えているかと言うと、

我がチームは、1年生2名、2年生4名が在籍しているんですが、もっと沢山の子と一緒に野球がやりたいんです。

でも全然入ってきてくれない…

なぜなんでしょう?

「他チームも同じだよ!」
「まだ1〜2年生には野球チームは早いんじゃないの?」
「練習時間、長いんでしょ」
「野球って厳しいんでしょ」

こんな声が聞こえてきます。

確かにおっしゃる通り。

じゃあ、3〜4年生になればガンガン入ってくるかと言えば、その頃にはみんなサッカーチームに入ってしまっていて、結局全然人数が増えないんです。結果的に6年生になっても1学年で9名揃わない…

さみしいでしょ。

100歩譲って、チームに入らなくても、野球やって遊んでくれていればまだOKなんだけど、そうも見えないわけで。

極論すると、野球人口が学年に2人かよ!みたいな感じなんですよね。昔と違い、今はチームに入らなければ野球はやらない時代ですよ。これ、ヤバくないですか?

原因は環境の変化でしょうが、

環境が変化しているのに、我々サイドは昔とあまり変わらない運営をしているもんだから、子供が集まらないのは必然だと思うんです。

だからプレスクールを作りたい。

先日、サッカーの幼稚園生向けのスクールを見学してきましたが、えらい賑わってましたね。幼稚園生のサッカーは、もはや当たり前の文化になってますね。

野球は取り残されてるぞー。
歯止めかけなきゃ。

場所とスタッフが課題です。

他の学童チームのスタッフとタッグを組んでやってもいいと思ってます。

皆さん、知恵を貸してください(^^)

必ず実現します!

では、お休みなさい(( _ _ ))..zzzZZ

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ブログランキングに参加してます。
この記事が面白いと思った方は清き1票を♪
(下記ボタンをクリックしてください)

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■