先日、試合後のミーティングで、初めて子供たちの前で涙を流しました…。
新人戦で0対15、3回コールド負けを喫したためです。
この学年は、人数が少ないため、低学年の頃から負けてばかりなんです。
何とかコイツらに勝っていい思いをさせてやりたい…。
その一心で、この3ヶ月間は子供たちと一緒に必死に頑張ってきたんです。
でも現実はそんなに甘くは無かった…。
相手は優勝候補の一角。ある意味、当然の結末かもしれません。
ただ、弱小チームだって一丸となって戦えば、強い相手を倒せるんだ!ということを子供たちに教えたかった。
試合への入り方、声の連携など、相手チームには全く負けていませんでしたし、アップから、どのチームにも負けないくらい元気を出して、出来ることを精一杯やってくれました。
それだけに、
試合後のミーティングで落ち込む子供たちの表情を見ていたら、朝練を一緒に頑張ったことや、厳しく叱ったことなどが思い起こされて、思わず涙が止まらなくなってしまいました。
勝たせてやれずゴメン…。
もっと違う練習をしていたら、俺らにもっと違う引き出しがあれば、きっと結果は違ったはずだ。無力感でいっぱいでした。
ミーティングでは、子供たちにこんな話をしました。
お前らは、3ヶ月前に比べたら、凄く上手くなった。その頑張りは本当に認める。でも結果はコールド負けだ。つまり、まだまだ頑張りが足りないんだと思う。俺は絶対にこのままでは終わりたくない。頑張れば何だって出来るってことを証明したい。だから、また一緒に頑張っていこう…。
普段、おちゃらけてばかりのクソ坊主も、すぐに楽な方へ逃げてばかりヘタレ小僧も、目頭を熱くしながら私の話を聞いてくれました。
今はこう思ってます。
結果は分からないけど、信じて突き進むしかない!
勝利は目的ではない。勝利は子供たちに達成感や自信を感じさせ、人間的な成長を促すための手段だ!
そのためには、もっともっと野球を勉強しなければダメた。
故障を誘発したり、レギュラーだけが気持ち良くなるような野球だけはしたくない。
でも勝つことに拘り続ける…。
全員野球で。
すべては子供たちのために!