2014年12月26日金曜日

投球動作研究会に参加してきました❗️

12/23(祝)に投球動作研究会という会合に出席してきました。

方南町駅で電車を降りるや否や、パネリストの前田先生と偶然にも鉢合わせ、

今日は医療関係者などがメインだから、スーツが多いと思うよ❗️

と脅かされながらも、その辺りは全く気にしませんので、ボロボロのアディダスジャージで意気揚々と会場に乗り込みました(^^)

確かに理学療法士さんやトレーナーさんと思しき方が多数。かなり刺激的でテンションがあがりましたね。



実施要項は以下の通り。

日時:平成26年12月23日(祝火)9:00~16:008:30受付開始)
 
会場:佼成学園中学・高等学校『中学棟地下1階第2多目的ホール
 
内容:
9:00:講演①『投球動作に関する現状と今後』
Creaive-Sports久保田正一(PT)
10:15~11:15:シンポジウム①『肘下がりという言葉について』
シンポジスト:
BCS前田健(動作指導者)
八王子ボーイズ河合雄也(指導者)
昭和大藤が岡リハビリテーション病院千葉慎一(PT)
12:45~13:45:講演②『投球動作の重要性を医師に伝える』
仙台医療センター黒川大介(Dr)
14:00~15:45:シンポジウム②『投球動作の必要性を医師に伝える』
シンポジスト:
横浜南共済病院山川潤(Dr)
東北大学病院村木孝行(PT)
横浜DeNAベイスターズ高橋塁(PT)
軟式日本代表監督名古屋光彦(指導者)
16時終了予定

名古屋監督は久々にお会いしたかったのですが体調を崩しお休みでした(残念)


さて結論から言うと、参加してとても良かったと思います。

特に医師や理学療法士の話はいつ聞いても面白い(^^)

んー、もっと勉強して彼らと共通のプロトコルで会話出来るようにならなければダメだ(^^;;

と、改めて強く思えた1日でしたね。

最後の質問タイムで誰も手をあげないので、ちょいとマイクを拝借して、今の私の率直な悩みをパネリストの先生方にぶつけてみました。

内容は、

子供の将来のために、今は無理をさせるべきではないという考えと、

少年野球の仲間たちと優勝目指して今出来ることを精一杯頑張らせたいという考え。

矛盾するふたつの価値観がある中で、

指導者は何をどこまで、どのようにやらせれば良いのか?正直困惑しているという悩み。情報が氾濫し、自ら取捨選択しなければならないのは分かるが、自分の選択が正しいのか不安があります。

実際、今年うちのチームでも3名の故障者が出ました。つまり選択が間違えていたと言えます。

先生方の答えで一番心に残ったのは、一定のリスクがはらむことを前提と捉えたうえで、いかに危険信号を早期に検知出来るようにするかということ。

ひとつの取組みとして、先日初めて我がチームでも実施した野球肘検診がそれに該当するのかなと思いました。検診を定期的に行うことで、我々指導者が気づけない部分を補うことが出来るはずです。

もうひとつは日々の声掛けでしょうか。私は事あるごとに、肩肘の痛みが無いかを確認していますが、まだ不十分です。最初は痛いけど、温まると大丈夫なケースで、何も言わずに続けている子が結構いました。

親御さんも含め、教育、啓蒙を行い、そのような状況を早期に検知出来る体制を作ることも肝要かと思います。

丁寧にお答え頂いた先生方、ありがとうございました。

終演後、パネリストの先生方と名刺交換もさせて頂きましたので、今後ともご指導賜りたく思っています。






2014年12月25日木曜日

6年生の卒団式

先週は二小クラブの卒団式でした。

A監督1年目、思い入れのある子供たちがチームを去る日…。

ビデオ上映やキャプテンの手紙は、さすがに目頭が熱くなり、堪えるのが大変でした。



振り返ると、いろいろなことがありましたね。

毎日一緒に朝練を頑張った思い出、新人戦でボロ負けして子供たちの前で本気で涙してしまった恥ずかしい思い出、サマーキャンプの楽しい思い出…。



でも一番の思い出は、春の大会で三つ巴戦まで持ち込み、悲願の優勝をした思い出かな。あの試合は、君たちにいろいろなことを教えて貰った。



腹が立ち本気で怒ったこともいっぱいあったし、心の溝が出来たことも正直あったと思う。

モチベーションがあがらず、辞めたいと思ったこともあったはず。

そこは俺の力不足だし、本当に申し訳なかった…。

でも5名全員、最後まで辞めずに頑張ってくれたこと、最終は笑顔で卒団してくれたことが、何より嬉しく思います。

進む道はそれぞれ違うと思うけど、二小クラブで学んだことを次のステージで生かして欲しい。

ヘボ監督でゴメンね。

そして、あらためて、

卒団おめでとう❗️



2014年12月16日火曜日

野球肘検診

先週土曜日、江戸川病院にて野球肘検診を受診してきました。

以前より定期的なメディカルチェック体制を構築したいと考えていたので、ようやく一歩を踏み出すことができました。

野球肘検診とは、野球肘の癌と言われる離断性骨軟骨炎の早期発見を目的に行われるものですが、それ以外にも理学療法士さんによる身体のチェックやトレーニング指導、ドクターによる勉強会など、盛り沢山の内容でしたよ。



今後も定期的に受診させていただき、無理なく楽しく野球が出来るチームを目指して参りたいと思います。

第2回ティーボール野球教室



先週土曜日に第2回ティーボール野球教室を開催しました!

今回の参加者は前回を上回る45名。本当にありがたい限りです。

天気も良くて、サイコーのイベントになりましたよ。

当初は失敗企画に終わるのではと心配していましたが、大盛況で終えることができたので、年明けに第3回を企画してみたいと思います。

ひとりでも多くの子供たちに、野球の楽しさを伝えていきたいですね!

引き続き頑張ります(^^)



2014年11月6日木曜日

息子のリハビリ

5年生の息子くん、リトルリーグ肩と診断され、現在ノースローでリハビリに励んでます。



息子を故障させてしまう監督…。指導力なしと猛省しております。

球数、フォーム指導など、反省は多々ありますが、毎週病院に通い、理学療法士の先生とお話する中で改めて感じることは身体作りの大切さです。

息子の場合、身体が硬いこともありますが、体幹の弱さが非常に問題だと思います。

体幹が弱いと、身体全体を連動させて使うことが出来ず、その結果、手投げ
や手打ちに繋がるという因果関係。身体の末端を走らせるためには、身体の中心が固定されてなければならないとの理屈だと思います。

彼は球数は少ない方でしたが、投げ方はあまり良くなく、フォーム矯正を試みるも、思うように身体が動いてくれない、そんな状態でした。

今回を機に、しっかりと身体作りを行い、目一杯プレー出来るようになって欲しいと思っています。





2014年10月22日水曜日

少年野球のランナーコーチャー指導

小学生はランナーコーチャーが苦手な子が多いですね。

コーチャーの重要性は耳タコなほど聞かされながらも、自信がなく中途半端だったり。そもそも具体的なやり方を知らないのかな?とも思います。

うちのチームも例外ではありません(^^;;

言い訳ですが、ついついコーチャーの指導は後回しになってしまいます。それが原因でしょう。

そんなわけで、気を取り直して、今日はコーチャーの指導方法をまじめに考えてみたいと思います。

対象は高学年です。

【まずは意識付け】

子供たちは耳タコかもしれませんが、やはりまずはコーチャーの大切さを説くところからでしょう(^^)

『コーチャーとはどんな役割なんだろう? 高学年ともなれば1点が勝敗を分ける試合が沢山あるよね。その中で走塁ミスは本当に痛い。コーチャーは走者がミスをしないように助けてあげる人。コーチャーの指示ひとつで勝敗が決まることだってあるんだ。とても大切なポジションだ。』

セオリー通りですが、まずはこんな話から(^^)

【一番大事なこと】

コーチャーを上手く出来ない理由のひとつに準備不足がある。なぜ準備不足になるかと言うと、準備の大切さを分かっていないことと、何を準備すれば良いかが分かっていないこと。

逆に言えば、それを覚えてしまえば、上手くコーチャーが出来るようになる。一番大事な準備の方法をひとつずつ覚えていこう。

【コーチャーの準備とは?】

①野手の守備力をチェック
野手の守備力をシートノックやイニング間練習などで観察。特に外野の守備力と一塁手の肩、キャッチャーの肩は要チェック。牽制のうまさも頭に入れておきたい。隙をつくための準備。

②立ち位置
ケースに応じたコーチャーボックス内の立ち位置を覚える。守備にポジショニングがあるのと同じで、コーチャーにもポジショニングがある。指示をランナーに伝わりやすくするための準備。

③サイン確認
ベンチのサインは必ず確認。サードランナーがいる時は、ゴロGOか、ストップ(判断)かを事前にベンチに確認。素早く指示を出すための準備。

④野手のポジショニングの確認
ケースごとに野手のポジショニングを確認。これも素早く指示を出すための準備。

⑤プレー前の声かけ
アウトカウントの確認、外野のポジションの指示、ケースに応じた想定プレーの確認(ライナーバック、フライハーフウェイね、三遊間は抜けてからよ等)。ケース毎のお決まりのフレーズをチームで決めて、紙に書き出して丸暗記。判断を早くするための準備。

⑥第1リードの修正
ベースからの距離、塁線に対しオンラインか、後ろからかなどを指示。効率的な走塁をするための準備。

⑦第2リードの修正
第2リードの大きさやタイミングが不適切な場合は修正の指示。同じく効率的な走塁をするための準備。


⑧二遊間の位置を指示
走者2塁のケースは、ショート後ろ!セカンド近いよ!ショート入った!開いた、開いた!など。お決まりフレーズを決めて丸暗記。牽制のための準備、効率的な走塁をするための準備。


若干細か過ぎるように感じる方もいるかもしれませんが、子供は具体的に(細かく)教えて貰った方が出来るようになるし、センスの良い子は実際に出来てますね。個人差はありますけど(^^;;


【瞬間的な指示出しの種類】

準備の次は、ピッチャーが球を投げた後、バッターが球を打った後などのプレー中の瞬間的な指示。

子供は瞬間的な指示出しが一番苦手(≧∇≦)。迷って指示のタイミングを逸することが多いです。

これは先ほどの準備をしっかりやることと、経験を積むことで高めていくしかないと思ってます。中途半端な指示は怒りがちですが、怒り過ぎると更に臆病になる子は、我慢して変わるのを待ってあげた方がいいかな。このあたりのバランスが一番難しいです。

以下、瞬間的な指示の種類をまとめてみます。

①牽制バックの声
牽制がきたら、大きな声で、バック!と叫ぶ。

②パスボールの判断の声
GOなのか、ストップなのか。もちろん最後は走者の判断が優先されるべきだが、コーチャーも指示を出すことで走者をサポート。

③打球判断の声
フライはタッチアップ、ハーフウェイ、ゴーの指示。
ライナーはバックの指示。
ゴロはゴー、ストップの指示。

④進塁要否の指示
1塁悪送球で2塁を狙う、2塁ベースを回る、3塁ベースを回る。オーバーラン、駆け抜け、出るな!進塁要否を走者が自己判断出来ない状況(死角など)があるので、コーチャーがサポートしてあげる。

⑤スライディングの指示
スライディングの要否判断をしたうえで、身体全体でスライディングの方向を指示。チームとして、左右、正面などの指示動作を決めておく。

ざっとこんな感じでしょうか。

こちらも準備と同じで、出来るだけ分解して具体的に指導してあげることがポイントかなと思ってます。結果論的に後付けで断片的に怒るだけでは、再現性が低くなるので、体系的、具体的に事前に教えておくことが肝要かと思います。


【習得のためのアプローチ】

まずは座学で時間をかけて説明。

そのうえで1死2塁のケースバッティングなどを繰り返しやり、グランドで反復。練習試合でも実践。

当然にミスは出るでしょうが、座学で聞いたことがあれば、ミスした時に自分で原因に気づくことが出来るはず。これがとても重要。ミスしたあとに、自分からヤバイ!という顔をすれば分かっている証拠ですね。その場合は、いちいち説教しなくても、自分から修正しようと試みるはずです。ただミスをすると諦める子もいるので、励ましたり、叱ったりしながら、上手く前を向かせる必要がありますね。ここがやはり一番難しいです。


【まとめ】

コーチャーを知ると走塁が上手くなる。

走塁が上手くなると野球が楽しくなる。

だからコーチャーを一生懸命勉強しよう。

事前準備とは、

守備においても同じことが言えるよね。

つまり野球とは、間の時間にいかに準備出来るかで結果が変わるスポーツなんだ。

こんな感じで、引き続き、根気良く指導していきたいと思います。

長い道のりデス(≧∇≦)

2014年10月20日月曜日

ティーボール野球教室を開催しました!

先週末、二之江第二小学校の校庭でティーボール野球教室を開催しました。



どんなイベントかというと、

近所の年中さんから小学3年生までを対象に、一緒にティーボールで遊ぼう!という企画です(^^)

2週間前くらいからママさん達の口コミで参加者を募り始め、最終的には総勢30名程度の子供たちが遊びに来てくれましたヨ!


こんなチラシも作ってみました(^^)



このイベントの目的は、野球の楽しさを子供たちに知ってもらうこと。

そもそも私が少年野球のコーチになった理由は、大好きな野球の楽しさをひとりでも多くの子供たちに伝えていきたい…そんな思いからでしたので、今回はまさに原点回帰。とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

それからもうひとつ、このイベントの開催に至った思いとしては、最近は全然チームに子供たちが入団してくれないという実情です。

うちの学区は野球をやって遊べる公園や空き地が無いため、放課後、気軽に野球をやって遊ぶことが出来ない環境なんです。

したがって野球をやるためには、少年野球チームに入団しなければならない状況なのですが、少年野球チームのイメージがあまり良く無いのか、親御さんたちは、あまりチームに子供を預けたがりません。

拘束時間が長い、お母さんの当番がある、何となく体質が古臭くて面倒臭そう…などのイメージ(≧∇≦)

子供がいなければ、野球の楽しさもへったくれもありませんから、この状況を何とか打開しなければ!そんな危機感を私は常に抱いています。

野球というスポーツそのものではなく、別の理由で子供が集まらないなんてナンセンスですからね。

その意味で、今回たくさんの女の子が参加してくれた事は凄く嬉しかったです。

今は女子野球も凄く盛んで、女の子でも野球を楽しめる環境か徐々に整い始めていますから、昔ながらの古い指導方法から脱却して、もっともっと積極的に女の子を取り込んでいくべきだと思っています。

いずれにせよ、今まで通りのやり方のみでは、野球人口は衰退の一途だと思いますので、古き良きものは残しながら、新たな取り組みを始めることが必要だと考えています。

今回は、第1回目としては、まずまずの盛況ぶりでしたが、これから継続的にこの取り組みを行い、地域の野球振興を図っていけるかは、まだまだ前途多難な道だとも感じています。

今回の反省を踏まえ、私の趣味の一環として(^^)、このティーボール野球教室を更に進化発展させて参りたいと思います。

最後になりますが、今回、強力な協力をして頂いた二小クラブ保護者の皆様に改めて御礼申し上げます。また当日グランドにお越し頂いた参加児童のご父兄の皆様、特にお手伝いを頂いたお父さん方はお疲れ様でした(^^) 近日中に第二回目を開催したいと思いますので、またお気軽にご参加下さい!引き続き宜しくお願いいたします。


2014年7月18日金曜日

野球力指導アカデミー2日目 野村弘樹氏が登壇!


野球力指導アカデミー2日目は、元横浜ベイスターズ投手の野村弘樹氏が登壇しました。

野球に対する愛情に満ちた面白い方でしたよ。




以下、印象に残った話をいくつかご紹介します。


●道具を大切にしてほしい。

→野村氏は少年時代、家にあがる前に必ず道具の手入れをさせられた。親父さんに厳しく指導されたが、今となってはとても感謝していると。

→高校時代の部屋長だった清原選手は、バットを抱いて寝ていたらしい。バットを大切にしている気持ちの表れ。

→プロでは折れたバットをゴミ箱へ捨てる選手は多いが、清原選手は必ず自宅へ持ち帰り、シーズン終了後にまとめてお寺で焼いていたらしい。


●グランド整備をやらせてほしい。

→野村氏は少年時代に毎回グランドの石拾いをさせられた。当時は意味が分からなかったが、今になって意味がよく分かる。分からなくてもいいから教え、やらせることも大事。


●子供には3つの顔がある。野球の顔、学校の顔、家庭の顔。

→野村氏は野球をやっていたから救われた。家庭や学校で問題がある子も野球だけは一生懸命というケースは多い。愛情持って接してほしい。


●ガマンを教える。

→今の子はガマン弱い子が多い。楽しくやることも大事、でもガマンも大事。バランスよく指導してほしい。


●肩肘の故障サインを見逃すな。

→肩肘の調子が悪い子は投げ方が変わる。日頃からフォームを観察し異変を検知出来るように。また普段から双方向のコミュニケーションを取れる関係を作り、自己申告できるように仕向けること。


●コントロールを良くする方法。

→一定の距離を70%の力で、同じ歩数、同じタイムで走る練習をやる。常に同じフォームで球を投げ続けること(動作の再現性)に繋がるらしい。プロ野球ではよくやる練習メニュー。


●ボールの握り方を教える

→特に親指の位置が重要。ボールの真下に親指が来るように握ること。親指が横に来ると、肘の内側が緊張して故障に繋がる。




●ミットから目を離してもOK

→プロの投手はモーションに入った後に、一旦ミットから目を切るケースが多い。ミットから目を離さないようにするあまり、身体の開きが早くなる場合があるので注意。


●後ろ肩は下げてもOK

→往年の名投手は一旦後ろ肩を下げる人が多かった。ただし本人はその意識が無かったりするので面白い。江夏さんに聞いたら、『俺は左肩は下げてない』と断言されて、何も言えなかったらしい(^^;;




●クイックモーションの教え方

→足をあげる行為を省略するだけで、後半部分は全部一緒。


●リリースを前にする方法

→腕ではなく下半身(体全体)で前に持っていく。

これはNG



これが正解!



●左投手のけん制について。

→刺すことが目的ではなく、「けん制」することが目的。無駄に動くと癖がばれるので、動かないことが一番大事。


●ショートピッチをやる。

→近い距離で正確に投げる練習は有効。

⚫︎ケースピッチをやる。

→場面を設定し、プレッシャーの中で投げる練習。


●その他

→逆の動き、モノマネなど、いろいろな動き、遊びが大事。身体が硬い子が多いのでストレッチも大事。


スポーツとは、楽しみや健康を求めて自発的に行う運動。すべての子供がプロ野球選手を目指しているわけではないので、個々の事情に応じて指導方法も変えていかなければならない。何より愛情を持って子供たちに接して欲しい。

所感
今日は当たり前を当たり前にやることの大切さを教えられたように思います。普段から耳にしている内容も、元プロ野球選手に言われるとグサッと来ますし、それを徹底出来ていない自分にも気づかされました。道具管理、挨拶、礼儀などの指導…。ユーモアもあり、ステキな方でしたね。野村さん、ありがとうございました。益々のご活躍をお祈りいたします!


2014年7月17日木曜日

野球力指導セミナー 集中の方法について

昨夜、野球指導力セミナーに参加しました。



第一部は応用スポーツ心理学者の布施先生のセッション。

以前から布施先生のお話を聞いてみたかったのですが、期待通りの素晴らしい内容でした。



その冒頭で、

『みなさん、集中しろ!と子供たちに言うと思いますが、どうすれば集中って出来るものなんですかね?』

という問いがありました。

確かに集中力は大事です。だからこそ僕たちは、『集中しろ!』と口酸っぱく指示を出すわけですが、大抵子供は集中力が持続しません(^^;;

どうしたらいいものか…。

布施先生の答えは、今やるべきことを具体的に指示してあげること!でした。

とても分かる気がします。

自分も現役時代にマウンドでストライクが入らないことがよくありましたが、その時にベンチから、

『集中だよ!シューチュー!』

などと言われると、

『うるせーよ、集中してるわ。まるで集中してないからストライクが入らないみたいな言い方すんじゃねーよ!』

と心の中で呟いてました。

逆に、

『コーナーは狙わなくていいから、とにかく高さだけは気をつけろよ!』

なんて言われると、意識すべきポイントが明確になり、前向きな気持ちで集中できたものです。


では少年野球の現場で、具体的にどのような声掛けが有効なのでしょうか?少し頭を整理してみたいと思います。


例えば守備。

外野でボー!と突っ立ってる子、膝に手をあてて構え、微動だにしない子…。それはまだ良い方で、隣面の試合をよそ見したり、トンボに気を取られたり。少年野球あるあるですね(^^)

このときに、

『コラー、集中しろ!ボケ~!』

と怒鳴るわけですが(^^;;

その代わりに(もしくは、それに加えて)何をすれば良いかを具体的に指示してあげるべきだと思います。

低学年ならば、1球ごとに中腰になり、捕手が捕ったら、5~6歩歩きながら(回りながら)、『ナイピー、ナイピー!』と投手を褒めてから定位置に戻ろう!とか、

高学年ならば、バットとボールが当たる瞬間に意識を集中しろ!投球の軌道やコース、打者の打ちにいく姿勢をよく観察して打球方向を予測しろ!そして一歩目を早くしよう!とか。。。

観察という意味では、打者のスイングを観察して、ポジショニングを変えようぜ(同時に他の野手にもポジショニングを指示しようぜ)というテーマ設定も普段から口酸っぱく言ってます。

もはや、虫と遊んでいる暇はありませんね(^^)

まとめると、チーム状況や子供たちの個々のレベルに応じて、どんなアクションプランを具体的に提示出来るかが、集中を促すうえでの腕の見せ所かなと理解しました。

今日は元ベイスターズの野村投手の講義です。何かひとつでも、収穫を得て帰ってきたいと思います!

2014年3月25日火曜日

葛西大会ベスト8

先日、今年最初の公式戦、葛西大会に出場しました。

結果は、

初戦は9対1でコールド勝ち、二試合目は江戸川新人戦準優勝チームに0対7の悔しいコールド負けでした(涙)

1回戦がシードだったこともあり、見事ベスト8に進出、上部大会である都知事杯予選の出場権をゲットすることが出来ました。

新チーム結成以来、練習試合は負け続きでしたが、この2試合は持てる力を出し切り、子供たちは本当によく頑張ったと思います。

特に2試合とも先発マウンドに立ったキャプテンのD君は、気合いの入った投球でチームに勇気を与えてくれました。成長した逞しい姿が、嬉しかったですね。

負けた2戦目は、ピンチをしのぎ、後半まで接戦に持ち込めば勝機あり!と子供たちには伝えてありましたが、序盤の我慢比べでこちらが先にミスをして、そのまま押し切られた格好でした。

随所に気持ちの入った好プレーがあり、子供たちの成長を実感することも出来ましたが、一方で地力の差、経験の差が出た試合だったなと思います。

この2試合の経験を次に繋げてあげることが私の役割です。

まだまだAチームの野球は若葉マークですから、私も日々成長していかなければなりませんね。子供たちに負けていられません。

次に向けて、また頑張りたいと思います。

2014年2月17日月曜日

ミーティングの有効活用


新チーム結成(1月)以来、ほぼ毎週練習後に1時間程度のミーティングを実施しています。


こんな場所で、




こんな感じ(^^)





内容は、

①練習試合のフィードバック
②テーマ勉強会

この二本立てですね。


前者は、練習試合の具体的な場面を取り上げて解説を加えるイメージです。

昨年までは試合後にグランドで円陣を組んで簡単なミーティングをやっていましたが、短時間なので説明は浅く、意味があるのか正直疑問でした。

今年からは、時にホワイトボードで図解したり、子供自身が何を考えてプレーしていたかを質問形式で確認したりしながら、じっくり時間をかけ教えています。実例に基づきレクチャーするのが一番分かりやすいですからね。

後者は逆に、個別ケースごとの断片的な指導だけでは不足を感じるようなテーマに関し、体系的にレクチャーをするイメージです。

例えば、

中継プレーについて
ランナーコーチャーについて
1死3塁の作り方と得点パターンについて


こんな話をしました。

子どもたちが上でも野球を続けることも視野に入れ、かなり踏み込んだレベルまであえて話すようにしています。
出来る出来ないは別として、いわゆる野球を知っている子、にしてあげられたら、それだけでアドバンテージがあるんじゃないかなと。


このミーティングを始めて感じていることは、

時間をかけて教えれば、いままで中々出来なかったことも案外すぐに出来るようになる場合があるということですかね。

中継プレーは、明らかに動きと声が変わりましたよ。

たぶん、グランドでミスをした時に、間髪入れずに指導されると、ミスをしたショックが先行して聞く耳を閉ざしているのかもしれません。

またグランドではじっくり説明する時間も無いですから、理解も不十分だったのだと思います。

その他にも、

一度じっくりと説明して体系的に理解をしておけば、仮に実戦でそれが出来なかったときに、いちいち説明や説教をせずとも、本人が自ら気づき主体的に反省が出来るのではないかなとも思っています。

モグラ叩きの如く、出てきたベースで都度指導をしていると、言う方も言われる方も閉塞感が漂い、だんだん面白く無くなってきますからね。失敗を出来るだけポジティブに受け止め、次に生かして貰うためには、自分で気づき反省出来る素地を作っておいてあげるべきかなと思うわけです。

あとは、まだ小学生ですから、

詰め込み過ぎて混乱してしまったり、型にハマったスケールの小さな選手になってしまったり…

そこは気をつけないといかんですね。

伝え方ひとつかな。

一番難しいところです。

ということで、しばらくミーティングは継続してみます!


2014年2月16日日曜日

連日の大雪で野球ができません(涙)

東京は連日の大雪で全然野球ができません。

今日は支部大会の開会式でしたが、無念の延期。

ただでさえ日程がタイトなのに困りました。

それはそうと、

先週の日曜日に近隣4チームでせっかく雪掻きをしたのにね〜


最初はこんな感じでしたが…





少しずつ雪が無くなり、





なんと重機も出動!









最後はこんなに綺麗になりました(^^)





すごいですよね!


お母ちゃんたちの炊き出し、胃に染みましたね。うまかった。









なのですが…


先日の雪で再び、振り出しに戻るの巻き!








もう今週は雪掻きはあきらめましたよ!

早く解けておくれ。

野球がやりたーい!


2014年2月9日日曜日

大雪で暇なので、、、、定詰さんのキャッチャー指導DVDでお勉強しました!



今週末は大雪の影響で土日ともに練習はお休み(涙)



でもお陰さまで、土曜は娘や妻たちと一緒にドラマを観たり、オリンピックを応援したり、めちゃくちゃのんびり過ごすことができました。たまには必要ですよね。



そして今日は、
子供たち3人は雪遊びで大忙しでしたので、、、




私はちゃっかり野球のお勉強デス。

(もちろん午前中は息子と雪掻きして働きましたよ。念のため。)




こんな感じで。。。。










はい、本日の教材は、、、




「キャッチャー育成プログラム」



これは、かなりナイスです!!










先生は元千葉ロッテの定詰さん。やっぱ教え方が素晴らしいです。




うちの5年生で最近キャッチャーを始めた子がいて、何をどこから教えていいのか分かず困っていたので、あらためてこのDVDを見てみようかなと。


結論は、まずはキャッチングから地道に指導していこう!


と思い至りました。




以下、DVDを観ながらメモった内容を簡単にご紹介。。。。




<キャッチング指導のポイント>


・キャッチボールのときから、しっかりミットを構える癖をつけること。
(小学生はミットが重くて上手く構えられないな〜。日頃からの訓練が大事だ。)



・捕球面をしっかりピッチャーへ見せること。
(確かに捕球面が下を向いている子は多い。これもキャッチボールから訓練ですね。)



・ボールを追いかけない。なるべくミットを動かさず引きつけて捕球すること。
(小学生が投げる山なりの球は、引きつけて捕球するのが案外難しい!)



・どのコースへ来ても、人差し指が上を向くように意識して捕球すること。
(脇を開けるな!という声掛けではなく、指の向きを意識させてみるのはアリだな〜。)



・捕球したときに1秒くらいミットを止める。
(これもキャッチボールのときから意識させてみよう。)



・手の平ではなくポケットで捕球すること。
(緊張するとつい手の平で捕球しに行き弾いてしまうのだとか)





さっそく次回の練習で教えてみよっと!



その前に雪掻きだな。グランドがなきゃ練習でもできないし。



早く暖かくなってくれ(笑)






番外編:

今年の正月に定詰さんにお会いする機会があったので、小学生へのキャッチャーの指導方法をいろいろと質問させていただきました。





その中で特に印象に残っているのは、小学生の子は打者がスイングをすると大きくまばたきをしてしまうので、打球を見失ってしまうという話。確かにフライを見失って怒られる場面など、少年野球あるあるですよね。

この癖を克服する方法として、バッティングキャッチャーをたくさんやらせて、打者が打った打球を見て、「ショート!」「センター!」などと打球方向を大きな声を叫ばせるといいと教えて頂きました。これは目からウロコ、いい練習方法だなと思った次第です。

ぜひ皆さんも試してみてください!





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2014年1月3日金曜日

謹賀新年

皆さま、明けましておめでとうございます!


昨年までCチーム(4年生以下)の監督として2年半、いろいろと勉強させて頂きましたが、


今年から、いよいよAチーム(6年生以下)の監督を務めさせて頂くことになりました。


初めての経験ですので、不慣れな点も多いかと思いますが、精いっぱい頑張りたいと思っておりますので、引き続き宜しくお願いいたします。


さて新年を迎えるにあたり、あらためて今年の指導方針を自分なりにまとめてみました。



スローガンは、「エンジョイベースボール!」


これはブレることがない信念ですね。野球は楽しくなければ意味がない!二小クラブの活動を通じて、野球の楽しさを思う存分、子供たちに伝えていきたいと思っております。


で、何を楽しむの?


①真剣勝負を楽しむ!

遊びの野球も楽しいけど、真剣勝負はもっと楽しい。心臓がバクバクするような勝負を楽しいと思えるようなチームを目指して参りたいと思います。


②レベルの高い「野球」を楽しむ!

単に「打てた」、「捕れた」だけの野球ではなく、頭を使ったり、駆け引きをしたり、そんな野球の醍醐味を教えていけたらいいなと思っています。


③チームワークを楽しむ!

私が今も野球に携わっている理由は、チーム一丸となって勝利したときの喜びや感動が忘れられないから。ただ勝つだけでは意味がない!強い相手にチーム一丸となって立ち向かい、そして勝利したときの喜びを子供たちにぜひ味わってほしいと思います。


④努力することを楽しむ!

努力と言うと、苦しいイメージがつきまといますが、本来は夢や目標に向かって努力することは、充実感に満ちていて、とても楽しいものなハズです。そんな思いを少しでも子供たちに感じてもらえたらいいな、そのように思っております。


⑤自分たちで考え行動することを楽しむ!

監督やコーチに怒られながら、いやいや練習することほど苦痛な野球はありません。ときに、喝を入れるために説教もしますが、本筋としては、子供たちが自分たちで考え、自分たちで行動できるチームをめざすべきだと考えています。あくまで理想ではありますが、高学年の子供たちは絶対に出来ると思います。理想のチーム作りを目指していきたいと思っています。


⑥泥臭い野球を楽しむ!

一見、無意味と思えるような根性ノックや根性ランを、バカになって一生懸命やることって、私はすごく大事なことだと考えています。理屈抜きで、泥んこになって野球をやろう。そんな熱い野球を楽しめるチームって、今時、すごく格好いいと思います。笑いあり、涙あり、シンプルに一生懸命野球をやっていきたいと思っています。



どんな1年になるか、まったく想像がつきませんが、子供たちが怪我や故障をすることなく、レギュラーの子も控えの子も、みんなが1年間、大好きな野球を通じて成長してくれて、最後に笑顔で卒団できるようなチームを目指して頑張って参りたいと思います。


また1年、ご指導のほど、何卒よろしくお願いいたします。