昨夜、野球指導力セミナーに参加しました。
その冒頭で、
『みなさん、集中しろ!と子供たちに言うと思いますが、どうすれば集中って出来るものなんですかね?』
という問いがありました。
確かに集中力は大事です。だからこそ僕たちは、『集中しろ!』と口酸っぱく指示を出すわけですが、大抵子供は集中力が持続しません(^^;;
どうしたらいいものか…。
布施先生の答えは、今やるべきことを具体的に指示してあげること!でした。
とても分かる気がします。
自分も現役時代にマウンドでストライクが入らないことがよくありましたが、その時にベンチから、
『集中だよ!シューチュー!』
などと言われると、
『うるせーよ、集中してるわ。まるで集中してないからストライクが入らないみたいな言い方すんじゃねーよ!』
と心の中で呟いてました。
逆に、
『コーナーは狙わなくていいから、とにかく高さだけは気をつけろよ!』
なんて言われると、意識すべきポイントが明確になり、前向きな気持ちで集中できたものです。
では少年野球の現場で、具体的にどのような声掛けが有効なのでしょうか?少し頭を整理してみたいと思います。
例えば守備。
外野でボー!と突っ立ってる子、膝に手をあてて構え、微動だにしない子…。それはまだ良い方で、隣面の試合をよそ見したり、トンボに気を取られたり。少年野球あるあるですね(^^)
このときに、
『コラー、集中しろ!ボケ~!』
と怒鳴るわけですが(^^;;
その代わりに(もしくは、それに加えて)何をすれば良いかを具体的に指示してあげるべきだと思います。
低学年ならば、1球ごとに中腰になり、捕手が捕ったら、5~6歩歩きながら(回りながら)、『ナイピー、ナイピー!』と投手を褒めてから定位置に戻ろう!とか、
高学年ならば、バットとボールが当たる瞬間に意識を集中しろ!投球の軌道やコース、打者の打ちにいく姿勢をよく観察して打球方向を予測しろ!そして一歩目を早くしよう!とか。。。
低学年ならば、1球ごとに中腰になり、捕手が捕ったら、5~6歩歩きながら(回りながら)、『ナイピー、ナイピー!』と投手を褒めてから定位置に戻ろう!とか、
高学年ならば、バットとボールが当たる瞬間に意識を集中しろ!投球の軌道やコース、打者の打ちにいく姿勢をよく観察して打球方向を予測しろ!そして一歩目を早くしよう!とか。。。
観察という意味では、打者のスイングを観察して、ポジショニングを変えようぜ(同時に他の野手にもポジショニングを指示しようぜ)というテーマ設定も普段から口酸っぱく言ってます。
もはや、虫と遊んでいる暇はありませんね(^^)
まとめると、チーム状況や子供たちの個々のレベルに応じて、どんなアクションプランを具体的に提示出来るかが、集中を促すうえでの腕の見せ所かなと理解しました。
今日は元ベイスターズの野村投手の講義です。何かひとつでも、収穫を得て帰ってきたいと思います!
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