2017年7月17日月曜日

声を回せ!〜 甘ったれはぶっ飛ばします 笑〜

今日は最近とても気になっていること。

それは、

誰かが号令を掛けたり、何かを指示したときに、リアクションをしない子が多いことです。


例えば、

キャプテンが「整列!」と号令をかけているのに、誰も反応しないことがあります。

例えば、

副キャプテンが「かばん並べて!」と指示しているのに、ひとりもリアクションが無く、何となくやり始める子、何となくやらない子がいたりします。

「聞こえてるなら返事くらいしろ!」

と怒られて、ようやく動き始める…。

これってどうなのでしょう?

チームで行動しているのに、協力しようという気持ちが感じられませんね。

一言で言うと、

「自分勝手の集団」です。


グランドの場面に置き換えると、

例えば、

キャッチャーが「ツーアウト!」と声を掛けているのに反応が無い…。

「バッチ4番、センター行ってるよ」とベンチから声が掛けているのに反応がない…。

そんなチームが勝てるのでしょうか?

きっと家では、

「早くお風呂入りなさい」とお母さんに言われているのに、聞こえないふりをしてゲームに夢中になっている子、たぶんめちゃくちゃ沢山います(苦笑) 

ありえません!

「失礼」だと思います。

チームとして行動をしているのだから、もっとひとりひとりが周りに気をつかい、協力的な気持ちで行動しよう。

親に対しても、返事をしないのは、甘ったれている証拠です。

そんなわけで、

今後は少々厳しく指導していきます。

「集合!」と号令が掛かったら、

「集合!」「集合!」「集合!」とみんなで声を回そう。

「バッティングあと3分!」って声が掛かったら、「し~ん」としていないで、「あと3分!」「あと3分!」と声を回そう。

「カバンを並べよう」「カバン並べよう」「カバン並べよう」と声を回せ!

本来はやらされてやることではありませんが、当面はチームの約束事として徹底します。

そして、

もしサボっている子がいたら…


本気でぶっとばします!(笑)


(実際に手は出さないので安心してください 笑)


怒られるからやるというのは気持ちが良いものではありませんが、

甘ったれを放置したら君たちのため、チームのためにならないので、

舐めた行動はガチで説教します。

心して、ちゃんとやってください…。

以上!




2017年7月11日火曜日

夏の思い出〜サマーキャンプへ行ってきました〜

先週末は毎年恒例のサマーキャンプでした。

私も小学生のときに泊まりで合宿へ行き、忘れられない思い出になりましたので、このイベントは大会以上に気合いが入ります(笑)


まずは出発式。団体行動の大切さについてお話しをしました。



その後、千葉の幕張へ移動して、幕張昆陽クラブさんと練習試合をさせていただきました。毎年千葉の強豪チームさんと試合をさせていただき、大変勉強になっています。




宿泊は生命の森リゾート。
オリンピックチームが合宿に利用する本格的な施設です。





みんなノリノリですねー!

夜は楽しみにしていたビュッフェでお腹いっぱい。私は2キロ増量に成功(涙)



そして部屋では一発芸大会で腹筋が痛くなりました〜(笑) 頼むからグランドでその元気を出してください(笑)


翌日は蓮沼ウォーターガーデンにも行き、最高の思い出が出来ました。野球の仲間とおもいっきり遊ぶのはサイコーですね。




帰りの車はみんな爆睡…。


幕張パーキングへ私の両親が来てくれて、アイスを差し入れしてくれました(感謝)

そんな大満足の2日間でした。

今週からは気持ちを切り替えて、また野球をがんばります。スタッフ、保護者の皆様もお疲れ様でした!



2017年7月7日金曜日

挟殺プレーを成功させるために(後編)

さて挟殺プレーの後編です。

(前編を読んでない方は合わせてご一読を!)

後編は、

なぜ挟殺はミスが多いのか?
どうすればミスは減るのか?


について掘り下げて考察してみたいと思います。
長文ですがお付き合いください。


⑴ 挟殺か始まったら最初にやることは?
挟殺が始まったらまず最初にやるべきことは一体何でしょう?

(よく子供たちにも質問します。)

正解は、

「ベースカバー」と「バックアップ」です。
挟殺は突然始まるため、思わず足が止まって傍観する子が多いのですが、初動が遅れるとその後のプレーが準備不足(準備遅れ)となりミスの原因になります。

したがって、

挟殺が始まったら、

「1秒でも早く、全速力で、ベースカバーとバックアップ!」

これが基本中の基本だと心得ましょう。


⑵ 最初にボールを持った子はどうするの?

挟殺がキレイに決まるか否かは、最初にボールを持った子の動きによると言っても過言ではありません。そしてその動きは状況により異なりますので、これが挟殺を難しくしている理由でもあります。

パターン別に整理すると、

①ランナーが自分に近い場合…
ランナーが自分に近い場合は、全力でランナーを追いかけましょう。
そして塁間の中間地点までに追いつければ自分でタッチアウトを狙い、塁間の中間地点を過ぎても追いつかなければ、深追いはせずに受け手の野手にボールを投げ、そこで「一発タッチアウト!」を狙います。

まあ100パーセント追いつく確信があれば深追いしても良いのですが、90パーセントくらいしか自信が無いならば、中間地点を目安に送球して受け手にタッチアウトをして貰った方が確実です。

ちなみに自分でタッチすることだけを考えてしまうと、ランナーの方が足が速い場合は追いつけずにセーフにしてしまいますし、

最初から送球することを前提に力を抜いて追いかけると、追い込みが弱くなり楽にランナーは切り返しが出来てしまい「一発タッチアウト」が狙えなくなります。

したがってまずは全力でランナーを追いかけて自分でタッチアウトを狙いつつ、無理な場合は適切なタイミングでボールを相手に投げて、受け手に「一発タッチアウト」をしてもらうという二段構えの作戦が良いと思います。



② ランナーが自分から遠い場合…
ランナーが自分から遠く、逆に受け手の野手からは近い場合には、すぐに受け手の野手に送球しましょう。


そして一発タッチアウトを狙うか、受け手にランナーを追いかけて貰います。


例えば投球をキャッチャーが捕球した時に、3塁ランナーか普段よりも2〜3メートル程度飛び出しているようなケースは、ランナーを追いかけるような動作はせずに一発でサードへ送球した方が確実です。

例えば1塁牽制でランナーが飛び出したケースも、ファーストが捕球した時点でランナーが2塁ベース付近まで走っていたら、ファーストは追いかけることなく一発で2塁へ送球しなければ間に合いません。

ランナーが自分から遠い場合、追いかけてから送球したのではタイミング的にセーフになることが多いので、「すぐに相手に投げる」ことが基本だと覚えましょう。



③ ランナーが塁間の中間地点の場合…
これが一番難しいのですが、基本的にはランナーの方向へ慌てずゆっくりと追いかけて距離を縮めることが必要です。

もしランナーが中間地点で引き続き立ち止まっていれば、徐々に加速してランナーを追い込み、自らタッチアウトを狙うか、送球して一発タッチアウトを狙います。

もしランナーが早い段階で逃げ始めたら、深追いせずに早めに受け手の野手へ送球し、一発タッチアウトを狙うか、そこから逆に追い込んでもらうようにしましょう。


このケースは、慌てず落ち着いてプレーすることがポイントです。

いずれにせよ、最初にボールを持った子とランナーの距離によって選択する対応が違いますので、その感覚を繰り返し練習して身体で覚える必要がありますね。



⑶ 何度も繰り返し往復しない方法は?

挟殺のときに何度も往復してしまい、送球ミスや捕球ミスで結局セーフにしてしまうのは、学童野球あるあるですね。

このミスを防ぐためのポイントは何でしょうか?

① 全力でランナーを追いかけること!
追い手が全力で追いかけるからこそ、ランナーは切り返しが困難になり、送球&一発タッチアウトが狙えるわけですから、まずは追い手が全力で追いかけることが必要となります。その際、送球することありきで追いかけるのではなく、まずは本気で自分がタッチするんだという意思を持って全力で追うこと。それでも間に合わない場合に、送球&タッチアウトに方針転換するという二段構えの考え方が重要です。

② 受け手が
送球タイミングを指示すること!
何度も往復を繰り返してしまう挟殺を見ていると、受け手側の野手が一歩下がりながら捕球していることがほとんどです。そのような動きでは、いくら追い手が全力でランナーを追い込んでも一発タッチアウトは狙えませんので、受け手側は一歩踏み込みながら(前にスタートを切りながら)捕球して、そのままタッチアウトを狙うことがとても重要です。これが出来ていないことが何度も往復してしまう最大の原因かと思います。

ここで大事なポイントは、なぜ受け手の子は一歩下がってしまうのか?という点です。

答えは、

追い手が投げるタイミングを決めているからです。


このプレーは受け手側の子が、ランナーの走るスピード、自分とランナーの間隔(距離)、追い手の送球技術などを計算して、追い手の子に投げさせるタイミングを指示しなければなりません。

「このタイミングであれば自分がスタートを切りながら一歩踏み出して捕球して、ドンピシャのタイミングでタッチ出来るぞ!」

ということを受け手側が判断し、追い手の子に適切なタイミングで「投げろ!」と指示するわけです。

受け手側の子が迷ったり、消極的になると、時機を逸してセーフになってしまいます。

挟殺の主人公は追い手ではなく実は受け手なんです。この原則を子供たちにしっかり理解させる必要があります。

ちなみに、ランナーが立ち止まると追い手の子も立ち止まり、またランナーが逃げると追いかけ始め…そしてまたランナーが止まるとふたり一緒に止まり…という光景をよく目にしますが、

これは、

追い手がダッシュで追い込み、
受け手の指示で送球するんだ

ということが、チームの約束事として共有出来ていれば防げるはず。

追い手が自分ひとりでやろうとするからそうなるわけで、あくまで挟殺は追い手と受け手の共同作業なんです。


⑷ 基本的な心構え

最後に挟殺を決めるうえでの基本的な心構えを書きたいと思います。

① 慌てないこと!
挟殺は不意に始まるため、どうしても慌ててしまいがちです。しかし慌てても良いことは何もありません。

挟殺が始まったら、

「まずはベースカバー!」
「次に落ち着いて!ゆっくり!」

そんな意識が大切だと思います。

特にベンチスタッフの声が無駄に子供たちを浮き足立たせることがありますので、大人はあまり大声を出さずに、穏やかに声かけするか、子供に任せるくらいが丁度良いと思います。

② 人任せにならないこと

子供たちの挟殺を見ていると、まるで導火線に火がついた爆弾を扱うかのごとく、すぐにボールを投げて(ボールから手離れして)、出来ればあまり関わりたくない…みたいな心理が見え隠れすることがあります。

それではダメですよね。常に主体者として能動的にプレーに参画しなければなりません。まあ、日頃の練習で自信をつければ大丈夫だと思いますので、まずは練習で自信をつけることが必要かなと思います。

③ 「自分中心」ではなく「状況中心」で考えること

状況判断が苦手な子は、状況に合わせてプレーを選択せず、自分中心でプレーしてしまいます。状況を見て、相手の立場に立ってプレーを選択出来るようになって欲しいです。これは挟殺に限らず、野球全般に関わる基本的な心構えかもしれません。



以上、長文になりましたが、挟殺の基本についてまとめてみました。


(実はまだ書けてない大事なことはありますが、疲れたのでおしまい笑)


全てを子供たちに説明したらおそらくパニックになると思うので(笑)、

やりながら少しずつ教えていきたいと思います。










挟殺プレーを成功させるために(前編)

今回は挟殺プレーをどのように教えたら良いかをまとめてみます。

ちょうど我がチームでは、現在4年生が挟殺プレーを勉強中ですので、彼らを想定して書かせて頂きます。



⑴ まずは基本的なシステムを教える
ベースカバーに誰が入り、送球したらどこへ行くのか?など、基本的な動き方(システム)をまずは覚える必要がありますね。これは基本中の基本なので詳細は割愛しますが、ミーティングや実戦練習を通じて繰り返し教えていきたい部分です。


⑵ 走りながら投げる練習をする
ランナーを追いかけて、走りながら相手にストライクを投げる技術は案外子供には難しいので、基礎ドリルのような形で反復練習して技術をマスターしたいものです。ポイントは、右投げの場合、通常は左足を踏み出して送球しますが、ランニングスローのときは足が逆になるということ。この練習はのんびりと走っていたら練習になりませんので、全力でダッシュすることを意識させるべきと思います。


⑶ 一歩踏み出しながら捕球する練習をする
挟殺の場合、受け手側の野手は一歩踏み出しながら(前にスタートを切りながら)捕球してそのままタッチアウトを狙いに行くことがとても大切ですので、その技術も基礎ドリルで向上させておく必要があります。ポイントは追い手が送球するタイミングは受け手側が決める(「投げろ!」と言う)ということ。もし追い手が勝手なタイミングで送球すると、受け手が一歩踏み出しながら捕球することが難しくなります。


⑷ ランナーを付けて実際に練習してみる
ダイヤモンドを使って実際にランナーを付けて練習します。スクイズを外した三本間、牽制で飛び出した一二塁間と二三塁間ですね。最初はミスの連続ですが、あまり怒らずに、いろいろと考えさせたり、感じさせながら、じっくりと練習した方が良いかなと思います。


⑸ 練習試合で成功させる
練習試合では必ずしも挟殺の場面があるとは限りませんが、もし挟殺の場面が訪れたら「ヨッシャー」と思って前向きな気持ちでプレーに臨みましょう。そして必ず成功させましょう。

なんだかんだ言って、練習は結局練習なので、一番自信がつくのは実戦での成功体験です。数少ない実戦での挟殺の場面を無駄にしないためにも、日頃からその時に備え、心と技術を準備しておきたいものです。

万が一失敗してしまった時は、流さずに失敗原因をみんなで話し合い、早めに克服練習をやりたいですね。



以上が前編です。





後編は更に踏み込んで、なぜ挟殺はミスが多いのか?どうすればミスを減らすことが出来るのか?など掘り下げて考えてみたいと思います。






2017年7月6日木曜日

挨拶の意味とは?

先日、母校日大三高小倉監督の講演会を聞く機会がありました。

その中で「挨拶」についてお話しがありました。

「挨拶」という言葉は、

「挨」 開く
「拶」 迫る

という語源があるらしく、

「相手の心を開き、お互いの距離を縮める」
「お互いが押し合う(与えあう)」

そんな意味があるそうです。

野球はチームスポーツですから、お互いの信頼関係がとても大切ですね。相手の心を開き、自分も心を開き、お互いが影響し合ったり助け合ったり…。

野球に限らず、仕事でも地域のコミュニティでも、僕たちはひとりでは生きていけず、周りの人たちと支えあって生きていますから、やはり共に心を開き合えるような関係作りが必要…。

そのための第一歩が、

「今日も1日よろしくお願いします」
「今日も1日ありがとうございました」
「いつもありがとうございます」

そんな気持ちを込めた「おはよう」や「さようなら」なのかなと思いました。

私個人的には、整列をして軍隊のように挨拶することは好きではありませんが、日本野球の文化ですし、意識付けや習慣付けにはなるかなと思い、一応やらせてはいます。

ただ一番大切なことは、グランドを一歩出たときに、近所の方や知り合いの人に、気持ちの良い挨拶を出来ることだと思います。

子供の中には、

「挨拶なんて意味なくね?」
「なんで挨拶は必要なんですか?」

そんな疑問を感じる子もいると思いますし、今は本当の意味で大切さが分からないかもしれませんが、

いつの日にか「そういえば監督がこんな事を言ってたなあ」と思い出して貰えたらいいな…。

そんな思いを込めて、伝え続けていきたいと思います。


2017年7月4日火曜日

フライで「お見合い」や「衝突」をしないために!

野手と野手の間にフライがあがった時、

声をかけずにお見合いしてポテンヒットにしてしまったり、

ふたりが捕りにいって衝突したり…

よくある光景です。

大きな怪我に繋がる可能性もあるプレーですので、低学年のうちからしっかりと練習をして、声を掛け合って捕球できるようしたいと思っています。

では、

どうすれば、うまく声を掛け合って捕球を出来るようになるのでしょうか。

間のフライをスムーズに捕球するための基本について考えてみたいと思います。


①すべての打球に対して必ず声を掛けよう!
自分に飛んできた打球は「OK!」と声を出して捕球することは基本中の基本です。

それと同時に自分以外の子へ飛んだ打球についても「サード」、「センター」など「誰が捕るべきか」を必ずみんなで指示をしましょう。

ここで言うみんなとはベンチの控えメンバーも含む全員を指します。

日頃からすべての打球に対してみんなで声を掛け合う習慣付けがあるからこそ、間のフライに対しても適切なタイミングで適切な声を掛けが出来るのだと思います。

②優先権を決めておこう!
間のフライで一番難しいのはどちらの選手でも捕れるケースです。ふたりが「OK!」と声をかけて衝突してしまったり、ふたりで譲りあってヒットにしまったり…。

これらはあらかじめ優先権を決めておくことで防ぐことが出来ます。フライに限らずゴロもですけどね。

「外野手と内野手であれば外野手が優先」などのざっくりした決め事に加えて、「僕と君ならば君が優先ね」という個別の決め事もあった方が良いですね。

ミーティングでチームの決め事をあらかじめ確認しておきたいものです。


③お互いのポジショニングを把握しておこう!
他の野手のポジショニングが頭に入っていないと、自分より楽に捕れる子がいるにも関わらず自分で捕りに行ってしまったり、自分が一番近いフライなのに人に任せてしまったりということが発生します。

常に他の選手のポジショニングを頭に入れて守る習慣付けも必要です。ポジショニングとは、自分だけで完結するものではなく、周りの野手との兼ね合いがとても大切です。自分のことだけしか考えられない選手はチームに迷惑をかけますよ。

④ 間のフライには1次判断と2次判断があることを知ろう!
フライはボールが放物線の頂点に達する前までには「誰が捕るのか?」をみんなで声掛けするべきです。そのタイミングを逃して落下中に声を掛けるようでは声を掛ける意味が無くなってしまうためです。

ただ野手と野手の間のフライは勝手が違います。

打球が頂点に達する前までに判断出来ることもありますが、落下している最中に「ゴメン、やっぱり任せた」みたいになることが多々あるんですよね。特に風が強い日にはあるあるです。

そんな難しさから、間のフライは間違いを恐れてみんな無言になってしまいます(^^)

この問題を解決するためには、

打球が頂点に達する前までに一旦判断し、
(これを1次判断と呼びます)

そのうえで打球が落下している最中にあらためて判断をする…
(これを2次判断と呼びます)

そんな決め事をチームで共有する必要があるかなと思っています。

またこのプレーを成立させる大前提は、決して1次判断で決めつけることなく、最後の最後まで誰が捕るか分からないという気持ちを持ってみんなで打球を追うということです。

さらに1次判断はチーム全員で声を掛けてOKですが、2次判断は当事者間の絶妙な意思疎通に委ねる必要があります。

まあフライがあがっている最中ですからねー。実際は「OK!」「任せた!」くらいの言葉しか発せませんよ。そこを口調や声の大きさなどを工夫して、「やっぱり任せた!」「OK!任せろ!」みたいな意思疎通を成立させるわけですから、これはとても高度な技術です。ただ出来る子たちは自然とやってますからスゴイと思います。

1次判断を絶対視して、

「お前がOKて言ったから任せたのに」 
「なんでお前が先にOKって言わないんだ」
「お前の打球なのに直前で任せた!は無いだろ」

みたいな喧嘩にくれぐれもならないようにしましょう(^^)

以上が間のフライをうまく処理するための基本だと思います。 


全体を通じて言えることは、

まずは「準備」が大事だということ。準備とは優先権の確認、ポジショニングの確認、風向きの確認などですね。

次に「人任せ」にせず、全員が「当事者意識」を持ってプレーに参加し、はやめに打球を決めつけず、ギリギリまで声を掛け続けること(2次判断)。

最後に「自分のこと」だけを考えて野球をやるのではなく、野球とはみんなで声を掛け合い、みんなでひとつのボールを守るスポーツだと言うことを理解すること。

「自分は自分、他人は他人」みたいなチームでは、ポテンヒットや衝突は避けられません。

まずは基本を頭に入れて、あとは繰り返し練習あるのみです。

頑張りましょう!



(日頃からみんな仲良く何でも分かり合えるチーム作りが、試合での意思疎通にも繋がりますね!)

2017年7月2日日曜日

野球の原風景~次のステージへ繋げるために~


私が学童野球の指導者をやりたいと思った理由は…

自分自身が中学、高校、大学、社会人とプレーを続けた中で、何度も挫けそうになり、野球を辞めたいと思うこともあったのですが、

そんなときにいつも頭をよぎったことが、

小学生の頃に日が暮れるまで(日が暮れても)、無我夢中で白球を追いかけた…あの頃の気持ちでした。

やっぱりオレは野球が好き。
やっぱりオレは野球の仲間が好き。

子供の頃の原風景が鮮明に自分の中に残っていたから、苦しい練習や辛い状況でも歯をくいしばることが出来たのかなと思っています。

究極のところ、学童野球って、そんな気持ちを育てることが一番大切なのではないでしょうか?



私は幸い、良き指導者と仲間たちに恵まれ、少年時代にたくさんの素晴らしい思い出を頂きました。特に千葉から青森に転校したときは、右も左も分からない中、野球の仲間が私を救ってくれました。

それを今度は次の世代の子たちに継承していきたい。
そんな思いで指導者に…。

現場のコーチのみなさんは、野球未経験者も多く、指導内容に自信を持てない方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは関係ないです。

子供たちと共に笑い、共に泣き、目標に向かってみんなで一緒に頑張ることに大きな意味があると思います。

強いチームではなくても、野球を大好きにして、次のステージへ子供たちを送り出してあげられるチームでありたい。

学童で燃え尽きてしまう、
学童で使い切って故障させてしまう、
学童で自分の実力を見切ってしまう、

そうならないように…。

目先の勝敗にとらわれ、一番大切なものを見失いかけることがあります。

初心を忘れずにこれからも子供に向きあっていきたい。

そのように思います…。


2017年7月1日土曜日

がんばれ、江戸川エンジェルス!

ひと昔前は「野球は男子のスポーツ」というイメージがありましたが、

最近は男子顔負けの女の子がたくさんいますね。

現在、学童女子の都大会が行われており、地元江戸川区の女子選抜チーム、『江戸川エンジェルス』が快進撃を続けています。



実は我が二小クラブからも、6年生のリナがメンバーに選ばれて活躍中(^^)

リナ曰く、エンジェルスで知り合ったお友達は本当に仲が良く、今は野球が楽しくて仕方ないみたいです。目をキラキラさせながら野球をやってくれています。



そんなリナも昨年までは『打てない、捕れない、投げれない』と悔しくて泣いてばかりの選手でした。でもあきらめずにコツコツと努力を重ね、春の女子江戸川区大会では最優秀選手賞を受賞し、選抜チームのユニフォームを着るまでに成長してくれました。本当に嬉しく思ってます。

今も決してめちゃくちゃ上手いわけではありませんが、『チームのために自分が出来ることを全力でやります』と言って、誰より大きな声でチームを盛り上げている姿を見ると心から応援したくなりますね。

江戸川エンジェルスのみなさん、都大会で優勝して絶対に全国大会へ出場してください。そしてリナはリナらしく、いつも通り元気いっぱいのプレーをして欲しいと思います。その先に結果は自然とついてくると信じよう。応援してます!



(春の女子江戸川区大会で最優秀選手賞を受賞)




(優勝メンバーのお友達と記念撮影)




(新聞にも載りましたよ!)