2015年12月15日火曜日

【ミーティングメモ】振り逃げのルール

ミーティングメモ(その2)

ルールの勉強。

【質問】
振り逃げが出来るケース、出来ないケースを説明してください。

【5年生T君、4年生N君の答え】
ランナーが1塁にいるときは振り逃げ出来ないけど、ランナーが1塁にいないときは振り逃げができます。


はい、70点です(^^)
では正解を見てみましょう。

【正解】
答えはこちら↓

UコーチのプロジェクターでYouTubeをスクリーンに映して確認しました。YouTubeの著作者の方、勝手に引用して申し訳ございません!

簡単に解説すると、

基本的にはランナーが1塁にいるときは振り逃げはNGで、ランナーが1塁にいないときは振り逃げはOKです。ただしツーアウトの場合に限り、ランナーが1塁にいても振り逃げはOKとなります。

このルールは、

もし無死や1死で1塁にランナーがいるケースで振り逃げを認めてしまうと、3ストライク時にキャッチャーがわざと落球しダブルプレーをねらうことが出来るため、それを防ぐ目的で定められています。

(逆に2死のケースはダブルプレーが無いので、1塁にランナーがいても振り逃げがOKになっています)

【質問2】
2死満塁の場面は振り逃げが出来ますが、その場合キャッチャーは3アウト目をどのように取ればよいでしょうか?

【4年生N君の答え】
ホームベースを踏む!

はい、正解(^^)
素晴らしい。


【質問3】
見逃し三振でキャッチャーが落球したときは振り逃げできますか?

【4年生K君の答え】
できます。振り逃げという表現は正しくなくて、三振逃げが正しい。

はい、正解。完璧です(^^)
(YouTubeにも解説あり)

YouTubeは子供たちの印象に残りやすいので、大変便利な教材ですね。ピッチャーのボークについても、同じシリーズの動画でついでに勉強させていただきました。

ボークはこちら↓



【ミーティングメモ】1死2塁のケース(走塁編)

先週日曜日のミーティングメモです。

テーマ
1死2塁の走塁について

対象
3~6年生

内容
1.小テストを実施
2.小テストの解説

まずは制限時間10分で小テストを実施。

こちら↓

結果は、

6年生たちは概ね正解。さすがです!
(自信を持って中学野球へ)

一方5年生以下はぼちぼちの結果でした。でも6年生の1~2年前に比べれば、みんな優秀です。安心してください(^^)


では、答えあわせデス。



(1) コーチャーやベンチからランナーへ伝えることは?

【サインの直後】
監督のサインが出た直後に、コーチャー、ベンチ全員で次のことを必ずランナーに伝えましょう。

①相手の守備位置(特に外野の位置)
②アウトカウント
③予想されるプレーの注意点

予想されるプレーの注意点は、下の早口言葉で暗記してください(^^)

《早口言葉》
『ピッチャーゴロ・ライナーバック、三遊間抜けてから、サード前ボテゴロゴー、フライはハーフウェイ♪』

そして試合のときは、
『ピッチャーゴロライナーバックね!』
『三遊間抜けてからよ!』
『サード前ボテゴロはゴーな!』
『フライはハーフね!』
みたいな声を全員でランナーにかけること。分かっていても、くり返し声をかけないとミスが生まれます。サボったらソンしますよ!

(大きな外野フライはタッチアップも可能ですが、うちのチームは1塁ランナー、2塁ランナーは無死または1死のフライは全てハーフウェイが決め事になっています)


【セットポジションの直後】
ピッチャーがセットに入ったら、コーチャーはセカンド、ショートの位置を必ずランナーに伝えましょう。

『ショート後ろ!セカンド近いよ!ショート入った!開いた!ノーマーク!』など。

特に盗塁を狙いたい場面は、コーチャーやベンチからこの声があるか無いかで盗塁の成功と失敗が決まりますので、絶対にサボらないことです。盗塁はランナー、コーチャー、ベンチのチームプレーで成功させるものだと覚えましょう。


【ピッチャーが投げた後】
打者が打った瞬間、捕手がとった瞬間、捕手がエラーをした瞬間に、ゴー!バック!ハーフウェイ!を判断します。

迷っている時間はありません。一瞬の勝負です。

そのためには?

事前の準備が大切です。具体的には、先ほどの早口言葉の内容を頭に入れ準備しておくことです。

また日々の練習で自分がランナーではないときにも、常にゴー、バック、ハーフウェイの声を出していれば、自然と判断力が高まります。見て、声を出すだけでも、立派な判断の練習になりますね。


(2)第2リードはどこまで出れば良いか?
キャッチャーがセカンド送球してきたときに、ギリギリセーフになるところまで出ること。

これを二小クラブでは限界第2リードと呼びます。限界第2リードは1塁ランナーより2塁ランナーの方がキャッチャーからの距離が長いため大きく取ることができます。またキャッチャーの肩の強さによっても長さが変わります。


(3)第2リードの目的は?
①シングルヒットでホームをねらうため。
②パスボールで3塁をねらうため。

バッターが打った瞬間に(またはキャッチャーがエラーした瞬間に)、1メートルでも3塁ベースやホームベースに近づいていた方がセーフになる可能性が高くなりますよね。それが限界まで第2リードを大きくとる理由です。

また第2リードからのゴーは、止まらずにゴーすることもとても重要です。せっかく限界第2リードをとっても、一度止まってからスタートしたのでは、その分サードやホームに着く時間が長くなってしまいます。

ホームクロスプレーでアウトになったときは、限界第2リードが取れていたか?止まらずゴーできていたか?を反省してほしいと思います。

もし限界まで第2リードをとり、止まらずゴーできれば、それだけで2〜3メートル、いや5メートルくらいの差になっていたかもしれませんのでアウトがセーフになっていたと思います。小さなミスが、実はとても大きなミスであることを知ってほしいです。


(4)走塁ミスは誰の責任か?
全員の責任です。ランナーの判断ミスを防ぐために、コーチャー、ベンチ、全員がランナーをサポートすること!

※この問題は全員正解でした。素晴らしい(笑)

以上です。



選手の皆さんへ
2週連続で1死2塁のケース練習をやり、メキメキと皆さんの走塁が上達しています。そして今回のミーティングでさらにレベルアップしたと思います。これからもケース練習は継続しますので、カンペキに出来るように反復練習しましょう。走塁を覚えると野球が楽しくなります。走塁を武器にできるチームを目指して頑張っていきましょう。