2013年2月16日土曜日

学童野球におけるポジショニング指導


今年の個人的なチャレンジ目標のひとつに、

子供たちが主体的にポジショニングを考えて動けるチーム作り、というものがあります。

昨年までは、ベンチから大人が逐一指示していましたが、何でもかんでも指示命令してやらせるのは、あまり好きじゃないんですよね。

間違えていてもいいから、やっぱり自分たちで考えて、声掛けあって、動いて欲しいなと。

そんなわけで、さっそくミーティングを開催してみました(^^)

■ミーティングの内容
無死走者なしのポジショニングについて、みんなで考えよう!

■対象学年
新4年生以下の低学年

■やり方
①4~5人のグループを3つ作る。
②各グループにホワイトボードを配る。
③私がクイズを出題。
④グループで相談してホワイトボードに回答を書く。
⑤グループ代表者が皆の前で発表。
⑥みんなで考察&私がまとめ

こんな感じです。リラックスムードで和気あいあいとやってみました(^^)


■クイズの質問例

『さて今日の二小クラブの対戦相手は、強敵の八幡シャークスです。1回表、1番バッターには、背番号10右の強打者が入りました。守備につく二小クラブは、選手同士でどんな声を掛け合いますか?』

→こんなイメージで3つほどクイズを出しました。いずれも走者なしのケースです。相談タイムは5分くらい。発表とまとめを合わせ、約1時間程度で終了デス。子供たちがどんな答えを書くのか、とても興味がありますね!

■子供たちの答え
写真が子供たちの答えです。無死走者なし、2番左の俊足君というケース(第2問目)の回答です。














んー、物足りない(≧∇≦)

でも今までしっかりと教えてないから当然デスね。むしろよく考えたと褒めてあげるべきか。みんな、頑張って良く考えました(^^)


■クイズの狙い
単にポジショニングのセオリーを教えるのではなく、ポジショニング確認の声の掛け方(コミュニケーション方法や言葉遣い)に焦点を絞ることで、具体的な行動(声掛け)に移しやすくしてあげることが狙いでした。

■まとめの一部をご紹介
さて、いろいろな意見が出ましたので、最後に私がまとめをしました。こんな感じです。

『左打者は3歩ほど1塁に近いらしいよ。てことは?』

『サード、ショートは少し前がいいよね。セカンドは1塁に近いから後ろでも大丈夫かな。』

『でも足の速さ、自分の肩の強さも、一応考えよう。じゃあ、周りの子は何て声かけるかな?』

『スイング見て打球方向、飛距離を予測したことある?左のチビちゃんだったら、レフトはどうするの?』

『もしレフトが1年生だったら、ショートはレフトに指示した方がいいよな。何て言おうか?』

『一応セフティも頭に入れておきたいね。サードが忘れてるかもしれないよ。キャッチャーは念のため、セフティもあるよ!と声をかけようか…。』

などなど。質問を交えながら、ゆっくりと頭の化学反応を楽しみました。

んー、でも果たして覚えてくれたのかな。甚だ疑問…。

というわけで…


■いざグランド
ミーティングの後、午後からグランドでケースバッティングをやりました。都度ケースを指定して、子供たちに自分たちで声をかけあうよう促しました。

レベルは全然低いですが、明らかに意識に違いが生まれましたね。案外、やらせれば出来るもの?子供の能力を決めつけてはいけません。逆に勉強させられました。


■練習試合
練習の次は、翌週の練習試合でチャレンジです。

試合前にしっかり意識付けをして臨みましたが〜、

やっぱりダメでした(≧∇≦)

試合と練習は全然違います。

ただ負け試合だったため、みんな冷静さを欠いていたのは事実。試合後のミーティングで次は頑張ろうと伝えておしまいデス。


■練習試合2試合目
更に翌週の練習試合。この試合は勝ちゲームでした。勝っているときは心に余裕があるのでしょう。ちらほらとポジションを指示したり、自らポジションを変えたりと、、。いい感じになってきました。もちろん、全然まだまだなのですが、まずは楽な場面で成功体験をいっぱい積ませることが定着の秘訣かな、なんて少し思ったり。言われてやるのと、自分からやるのとでは、本人たちの気分も全然違うでしょう。

まだまだ先は長いけど、勝手に子供たちが声を掛け合って、楽しそうに試合してくれる日を夢みて、試行錯誤を続けて参りたいと思っています(^^)

次回のミーティングは、走者2塁のケースでお勉強です!


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