2012年3月30日金曜日

根性を育てる!

最近は根性のない子が多い?

根性がないって、具体的にどういうことですかね。

辛いことからすぐ逃げる。
ダメだと思うとすぐ諦める。
努力しない。
ガッツがない。

こんな感じですかね?

うちの子、根性ないんで、根性を叩きなおしてください!

親御さんからよく言われます(^^)

そんな親御さんが僕に求めている手法は、ガツンと叱る、ノックの嵐を浴びせる、半泣きになるくらい追い込み歯を食いしばって耐える経験をさせてあげる、すなわち忍耐力の育成です。

対象は野球を始めたばかりの低学年のチビちゃんたち。

自由にのびのびと、野球の楽しさを体で感じて欲しいときです。

その経験なくして、いきなり根性叩き直しにかかったら、、、

むしろ楽しくなくなり、もっと頑張らなくなるでしょう。

鬼ノックではなく、

鬼ごっこで神経系を開発するべき時期(^^)

その経験が将来大きく伸びる礎になります。焦ったら逆効果だと思います。

いつかの日にか、

本人自らが、上手くなりたい、そのために厳しい練習をやりたい、そう思うようになったら、母校日大三高の小倉監督ばりに愛の鬼ノックを浴びせてあげたいと僕は思ってますよ。

本人がそう思うために、今はとにかく楽しく。多少のおふざけ、遊び心、むしろ必要。またグランドに行きたい、また野球やりたい、勝ちたい、上手くなりたい、そんな気持ちをまずは育て、それが育ってきたら「そのためには厳しい練習も必要だぜ!やるか?」と言って、前向きな気持ちで鬼ノックに取り組ませてあげたい。今はじっとそのときを待ってます(^^)

一見遠回りだけど、一番の近道かな。

明日も練習。楽しく元気よく、がんばろう!

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2012年3月22日木曜日

好き嫌い


健康な体作りをするうえで、好き嫌いは良くありませんよね。

だから子供たちには、

バランス良く食べなさい
残さず食べなさい
好き嫌いはダメだぞ!

って教えます。

皆さんのご家庭では、お子さんは好き嫌いはありませんか?

我が家は、ありまくり(^^)

ピーマンはヤダ、きのこはきも〜い、お肉は硬いからヤダ〜

なぬ〜!

母ちゃんが一生懸命作った飯をキモイとは何事だ!

世界には飯を食べらず苦しんでる子供がいっぱいいるんだぞ!

思わずカッときちゃいますね。

うん、やっぱ舐めた発言には、ガツンと雷は落としとかないと。。

そう思って、時に激怒を食らわします(^^)

一方で、先日とあるオリンピックチームで栄養指導をされている管理栄養士の先生に聞いたお話。

子供は味覚が育ってないから、大人が美味しいと思うものをマズイと感じるらしい。魚のハラワタなんて、絶対子供は食べられないけど、大人には美味しかったり。確かに自分の経験上、分かる気がしますね。

その前提に立てば、子供の好き嫌いは当然あって然るべきで、そのときに親がどんな接し方をするかが実は大事みたいです。

先生が言うには、嫌いな食べ物は、ちょっと口にするくらいでいいそうです。

嫌いだからって、全く食べないと、大人になっても口にしようとしない。

でも、嫌いなものを拷問のごとく、無理やり口に突っ込み、はがいじめにして食わせたりすると、、、それはそれで、トラウマになって、、大人になって、本当は食えるかもしれないのに食いたくなくなってしまう。

子供の頃に、ちょっと口にしておけば、大人になり味覚が育ててば自然と食べられるようになりますよ!だって。

なるほど〜。

ちょっと気が楽になりました(^^)

大事なことは、いろんな食材に興味を持ち、積極的に口にするような姿勢や気持ちを育てること。

お前は好き嫌いが多くてダメな子だなあ!

母ちゃんに失礼だ!

誰々くんはピーマン食べられるって言ってたのに、お前って奴は!

なんて嫌味ばっかり言ってると、前向きにチャレンジしようという意欲を刈り取ってしまうかもしれませんね。それは本意ではありません。

じゃあ、今日は一個だけチャレンジしてみよっか!

おー、凄い。食べれたね!

結構美味しいでしょ!OKOK!

こんな感じの会話をしながら、楽しい食卓にしたいものです。やっぱ、楽しく食べることが基本ですからね!

道のりは長そうですが、焦らず長い目で、付合っていきたいと思っています。


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2012年3月13日火曜日

低学年の試合は大変だ!

昨日は低学年チームの公式戦がありました。

結果は見事今季初勝利!
みんなの笑顔がまぶしかったです(笑)。
やっぱ勝つと気分もいいし楽しいですよね。

さてそんな低学年の試合ですが、試合は練習以上に教えるのが難しいんですよねー。サインを見ない子、リードをしない子、振り逃げをしない子。。。このくらいならまだマシで、ひどい子になると、外野でよそ見して虫と遊んでいる子、ベンチで寝ちゃう子、打ったら3塁へ走っちゃう子(さすがに今はいないけど)などなど、ありえない事が当たり前に起こるのが低学年の試合。。。

そんな子たちに、私はどうやって試合のやり方を教えればいいんだろう。
毎週マジで悩みます(苦笑)

特にもっとも頭を悩ますことが、試合はいろんなパターンや要素があり過ぎて、なにをどこから教えればいいのか?ということです。大抵の指導者は、とりあえずやらせてみて、子供が失敗したらそれを指摘してアドバイスをするわけなんですが、そればかりだと子供はどんどん下を向いてやる気を無くすので、私は出来るだけ「出来た経験」を積ませて覚えさせたいなと考えています。

そんなわけで、

先週は試合前にこんな目標を子供たちと一緒に考えてみました。


<小さな目標設定>

①捕手のK君は、前回パスボールをすぐに拾いに行けなかったので、今日は急いでボールを拾いにいくことを目標にしよう!

②セカンドのT君、ショートのM君は、捕手から投手への返球カバーが今日の目標だ!

③外野手は、内野のカバーリングだけはしっかりやってみよう。

④ランナーに出たら、最近ずっと練習してきた第二リードをがんばってみよう!

⑤打席に入るときは一礼して「行くぞ!」と気合いを入れよう!

⑥サインは必ず見よう!

⑦アウトカウントや指示は全員で声を回そう!

出来るだけ具体的に、そして頑張れば出来そうな目標に絞って意識付けをしてみました。


結果のほどは、、、、

勝ちゲームだったこともあり、結構最後まで集中力を切らさずに、みんながんばってくれましたね。やるべきことを明確に提示してあげれば、それを一生懸命やろうと頑張ってくれるものです。ただ漠然と試合に入り、出来ないと叱りつけるより、よっぽど定着が早いんじゃないかなと感じました。


試合後のミーティングも面白かったですね。

①〜⑦の目標について、子供たちに自己採点をさせてみました。
例えば二遊間のふたり。

監督 「M君、T君、自己採点は何点?」
子供 「ん〜、80点くらい!」
監督 「おっ、いいね〜、がんばったね。ちなみに残りの20点はなに?」
子供 「たまにさぼっちゃった。」
監督 「そっか、もしさぼったときに暴投がきたらどうなる?」
子供 「・・・」
監督 「3塁にランナーがいたら1点入っちゃうね。それってどう?」
子供 「ダメだと思う」
監督 「じゃ、次はどうすればいいのかな〜」
子供 「忘れないように頑張る!」
監督 「いいね〜、よし、じゃあ次の試合は100点目指してがんばろうな」

こんな感じで、フィードバックしてみました。

今年のチームは最上級生(4年生)メンバーが少なく、決して強くはありませんので、勝敗だけを評価軸にしてしまうと、負けが立て込んだときに子供がかわいそうです。勝敗も大事だけど、やるべきことをしっかり出来たかをより重視してあげた方が、子供たちも達成感を感じることが出来て健全なのではないかと考えています。

道のりは長いけど、一段ずつ階段をのぼっていくことが、低学年の試合の楽しさなのでしょうね。

目先の勝利を意識して、無理な投球数を強いたり、必要以上に細かい野球をやるようなチームは多いですが、うちのチームはもっと本質に目を向けて、子供たちの成長にお役立ちできるような指導を心がけて参りたいと思います。










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2012年3月5日月曜日

全力投球は1日50球まで!

今日は野球肘について考えてみます。

四国でとあるお医者さんが小学生の野球選手5,768人を調査したそうです。

結果は、

なんと。。。

野球肘の発症率は50%
骨に異常があった子は20%

えっ?半分の子が野球肘?
嘘でしょ?
目を疑いました。

でも、真実なんです\(//∇//)\

最大の原因は、

『投げ過ぎ』です。。。

日本臨床スポーツ医学会のガイドラインによれば、

子供の全力投球は1日50球以内

に制限すべきとのこと。

私の担当は低学年ですから、もっと少なめでいいかもしれません。

さて実際の現場はどうなのでしょう?

昨日も地元の大会がありましたが、ほとんどのチームが『勝つために』エースを完投させていましたね。

完投すると球数は70〜80球、多いときは100球超に達します。何の疑問も持たず、翌日に登板させるケースもあるのではないでしょうか?

ピッチャー以外の子も、朝から晩まで練習したら、結構な球数を投げていると思います。

もしかすると、江戸川区の子供達も検査をしたら四国と同様の結果が出るかもしれません。恐ろしいです。

そしてこの問題の最大のポイント。。。

それは、故障の初期段階には痛みがないということなんです。

四国のデータも、感覚的に多いなと感じますが、それは大抵の場合、痛みが伴っておらず、本人も指導者もその症状に気づいてないことが原因と推測できます。

逆に言うと、痛みが発症したときには、かなり症状は進行していて、手遅れになる場合があるということです。特に肘の外側の痛みはヤバいみたいです。

(専門的には、離断性骨軟骨炎といい、『野球選手の癌』と呼ばれています。)

痛くないから大丈夫だ!という安易な判断が、一番危ないんです。小学生のうちは表面化せず、中学生になり、潜伏していた爆弾が爆発することも一般的です。その危険性に僕たち学童の指導者は、もっと向き合う必要があると思っています。

ただ実際に学童野球の現場にいると、好投している投手を代えづらいことも事実。。。

子供たちには勝たせてあげたいし、親御さんにも勝って喜こんで欲しいですからね。

本末転倒なのは、子供の勝敗で指導者間の力関係も変わったりもしますから、当人はそこまで深く考えていないかもしれませんが、結果的に大人のエゴで子供の将来を潰しているケースもあると思います。

何とか、球数を制限しながら、同時に勝利する方法はないんでしょうか?

月並みですが、投手を出来る子供を沢山作ること、もっというと、部員数を増やすことに帰結すると思います。

もっともっと言えば、指導者や親御さんが正しい知識を持ち、子供たちをケガから守る意識を共有することだと考えます。

まずは自チームのスタッフミーティングや保護者会で、この問題について議論するところから始めたいと思います。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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