2012年3月13日火曜日

低学年の試合は大変だ!

昨日は低学年チームの公式戦がありました。

結果は見事今季初勝利!
みんなの笑顔がまぶしかったです(笑)。
やっぱ勝つと気分もいいし楽しいですよね。

さてそんな低学年の試合ですが、試合は練習以上に教えるのが難しいんですよねー。サインを見ない子、リードをしない子、振り逃げをしない子。。。このくらいならまだマシで、ひどい子になると、外野でよそ見して虫と遊んでいる子、ベンチで寝ちゃう子、打ったら3塁へ走っちゃう子(さすがに今はいないけど)などなど、ありえない事が当たり前に起こるのが低学年の試合。。。

そんな子たちに、私はどうやって試合のやり方を教えればいいんだろう。
毎週マジで悩みます(苦笑)

特にもっとも頭を悩ますことが、試合はいろんなパターンや要素があり過ぎて、なにをどこから教えればいいのか?ということです。大抵の指導者は、とりあえずやらせてみて、子供が失敗したらそれを指摘してアドバイスをするわけなんですが、そればかりだと子供はどんどん下を向いてやる気を無くすので、私は出来るだけ「出来た経験」を積ませて覚えさせたいなと考えています。

そんなわけで、

先週は試合前にこんな目標を子供たちと一緒に考えてみました。


<小さな目標設定>

①捕手のK君は、前回パスボールをすぐに拾いに行けなかったので、今日は急いでボールを拾いにいくことを目標にしよう!

②セカンドのT君、ショートのM君は、捕手から投手への返球カバーが今日の目標だ!

③外野手は、内野のカバーリングだけはしっかりやってみよう。

④ランナーに出たら、最近ずっと練習してきた第二リードをがんばってみよう!

⑤打席に入るときは一礼して「行くぞ!」と気合いを入れよう!

⑥サインは必ず見よう!

⑦アウトカウントや指示は全員で声を回そう!

出来るだけ具体的に、そして頑張れば出来そうな目標に絞って意識付けをしてみました。


結果のほどは、、、、

勝ちゲームだったこともあり、結構最後まで集中力を切らさずに、みんながんばってくれましたね。やるべきことを明確に提示してあげれば、それを一生懸命やろうと頑張ってくれるものです。ただ漠然と試合に入り、出来ないと叱りつけるより、よっぽど定着が早いんじゃないかなと感じました。


試合後のミーティングも面白かったですね。

①〜⑦の目標について、子供たちに自己採点をさせてみました。
例えば二遊間のふたり。

監督 「M君、T君、自己採点は何点?」
子供 「ん〜、80点くらい!」
監督 「おっ、いいね〜、がんばったね。ちなみに残りの20点はなに?」
子供 「たまにさぼっちゃった。」
監督 「そっか、もしさぼったときに暴投がきたらどうなる?」
子供 「・・・」
監督 「3塁にランナーがいたら1点入っちゃうね。それってどう?」
子供 「ダメだと思う」
監督 「じゃ、次はどうすればいいのかな〜」
子供 「忘れないように頑張る!」
監督 「いいね〜、よし、じゃあ次の試合は100点目指してがんばろうな」

こんな感じで、フィードバックしてみました。

今年のチームは最上級生(4年生)メンバーが少なく、決して強くはありませんので、勝敗だけを評価軸にしてしまうと、負けが立て込んだときに子供がかわいそうです。勝敗も大事だけど、やるべきことをしっかり出来たかをより重視してあげた方が、子供たちも達成感を感じることが出来て健全なのではないかと考えています。

道のりは長いけど、一段ずつ階段をのぼっていくことが、低学年の試合の楽しさなのでしょうね。

目先の勝利を意識して、無理な投球数を強いたり、必要以上に細かい野球をやるようなチームは多いですが、うちのチームはもっと本質に目を向けて、子供たちの成長にお役立ちできるような指導を心がけて参りたいと思います。










■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ブログランキングに参加してます。
この記事が面白いと思った方は清き1票を♪
(下記ボタンをクリックしてください)

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


0 件のコメント:

コメントを投稿