それは「全員でひとつのボールを守る」という約束事です。
いくつかご紹介すると…
①全員がひとつのボールから目を離さない!
まずは「ひとつのボールから目を離さないこと…」これが基本だと考えています。
例えばサードゴロの時に外野の子がよそ見をしていた場合、私は即座にノックを止めてその子を名指しで注意します。目に余る場合は呼びつけて説教します。
「サードゴロだから僕には関係ないや!という他人事は絶対に許さないぞ!」というメッセージを強く伝えたいため、少しでもサボっている子がいたら即指導。妥協は許しません。
②全員でひとつのボールに対し声をかける!
「誰が捕るのか?」
「どこに投げるのか?」
これを全員で声かけするお約束です。
例えばサードゴロからの1塁送球であれば、
「サード!」(誰が捕るのか?)
「ひとつ!」(どこに投げるのか?)
と全員で声かけ。
外野手であろうと、2番手、3番手で順番待ちしている子であろうと、ボール渡し役でお手伝いしている子であろうと例外はありません。
そしてナイスプレーの場合は、
「ナイスプレー!」
「ナイスボール!」
「OK!OK!」
などと当該選手にプラスの声かけをし、
ミスした場合には、
「ドンマイ、ドンマイ!」
「次!次!」
などのフォローや次に繋がる声かけをさせます。
みんなが当事者意識を持ち、みんなでひとつのボールを守るんだ!という習慣付けを企図したお約束ですね。
③声を繋ぐ、声を回す!
面白いもので、内野ノックはノッカーと野手の距離が近くリズミカルにノックが進むため、子供たちもテンポ良く大きな声が出るのですが、
外野ノックになった途端に、リズム感が変わるからなのか分かりませんが、急に間延びして上手く声が出せなくなります。
内野手からすると、遥か彼方にボールが飛んでいくため、自分には関係がない他人事のように感じてしまう部分もあるでしょう。また子供の目の高さではフィールド全体が見渡しづらいため、大人以上に集中することが難しい側面もあります。
でも言い訳は許しません。
全ての選手が「誰が捕るのか?」「どこに投げるのか?」を大きな声で言い、外野手まで声を繋がなければなりません。
これも強く意識付けしないとサボる子が続出しますので、ときにノックを止めて「全員集合!」と怖い顔をしてお説教です(笑)。ガチで子供たちは怖いと思います。
と、こんな感じで、ひとつのボールを全員で守るんだ!という習慣付けについては厳しく指導しています。
人のために声を出すのは正直面倒臭かったり、本当に意味あるの?というのが子供の本音かもしれません。
なんでうちのチームだけ、こんなことで説教されなきゃいけないの?と理不尽に思う子もいると思います。
でもスーパーマンが揃った強豪チームではありませんから、うちのチームはこういう部分を徹底しないと勝てないぜ!と子供たちには根気よく伝えています。
「声を出すことは上手い下手関係なく、誰でも絶対に出来ること!」
「サボるということは、人任せで自分勝手な証拠!」
「そもそも約束違反したお前が悪い!」
だからもしサボっているヤツがいたら、オレは本気でぶっ飛ばすし、チームのルールがおかしいと思うなら、君の考えにあったチームを探して移籍してもらって結構!
そのくらいの迫力で毎回(笑)
無論、技術的なミスについては感情的な説教はしませんし、やるべきことを一生懸命やっている子はたくさん褒めるようにもしていますからご安心を(^^)
高学年になると目的をちゃんと理解して率先して声を出す子が出てきますから、その子に対しては、「さすが上級生だ」「頼りにしてるよ」とプラスのフィードバックもします。
最初は型にはめ強制的に統制しますが、習慣化すると自分達でアレンジしてみたり、本当に自分の言葉として声出しが出来るようになってきますね。
決してただ怒ってるだけの気分屋ではありませんので誤解なく(^^)
出来ることをサボったから本気で叱る…
この基準はブラさないようにしたいと考えています。
0 件のコメント:
コメントを投稿