2017年6月21日水曜日

審判さんの判定は絶対! 感謝とチームワーク

今日は少し厳しいお話。

審判さんの判定に腹を立て、いつも通りのプレーが出来なくなる選手がいます。

高学年くらいになると「審判さんの判定は絶対」ということを頭では分かっているのですが、自分が当事者になると、判定への不満や怒り、ショックをコントロール出来ずに気持ちを乱してしまう子がいます。そしてそこからプレーが雑になり、更に傷口を深くしてしまう…なんてことはよくありますよね。ぶっちゃけ大人でもありますから、小学生には大変だと思います。

でもそれでは困るんです…。

審判さんと上手にお付き合いして、審判さんを味方につけるくらいの気持ちでプレーしなければなりません。高学年になれば、出来る子はちゃんと出来ていますから、きっとみんな出来るはずです。

そこでまず思うことは、

日頃から監督やコーチから「審判さんへ感謝しよう」、「審判さんへしっかりお礼をしよう」と言われているけど、本当に審判さんに対して心から「ありがとうございます」と思えているかと言うこと。

休日を返上しボランティアで審判をやって頂いていることの意味を高学年であれば理解してもらいたい。やってもらうことが当たり前という勘違いや甘えが、判定に対する不満や怒りの根底にあるんじゃないかな?まずはそこを今一度考えてみて欲しいんです。

次に、僕たちの目的は試合に勝つことだから、審判さんの判定に腹を立て気持ちを乱してしまうのか、すぐに気持ちを切り替えて前向きにプレーするのか、どちらが目的に対して正しい行動かはすぐに分かるはず。


審判さんも人間ですから、時にミスジャッジもあるかもしれません。でもそれを受け入れて、気持ちを切り替えることは、勝つために絶対に必要な技術。そう、気持ちのコントロールは「技術」のひとつだから、日頃から意識して努力すれば、少しずつ出来るようになるんです。

それにも関わらず、いつまでたってもガマン出来ないということは…

結局は自分のことしか考えていない「自分勝手な選手」だよね…と言われて仕方ありません。

試合はチームで戦っているわけで、君ひとりでやっているわけではありません。気持ちは痛いほど分かるけど、気持ちを切り替えられずいつも通りのプレーが出来なくなったら、最終的にチームメイトの足を引っ張ることになります。そのような選手ばかりではチームがバラバラになり勝てる試合も勝てなくなりますよね。もし本当に勝ちたいのであれば、そこはガマンして気持ちを切り替えられるようにならないとダメ。口では「チームワークが大切」と言いながら、審判さんの判定にヘソを曲げいつまでも気持ちを切り替えられずにいるという行動は、仲間への気遣いがない自分勝手な行動であり、本当の意味で「チームワーク」の意味が分かっていない選手と言われても仕方ありません。厳しい言い方をすれば、単なる甘ったれです。小学生には大変なことかもしれないけど、でも絶対に出来ます。

「審判は絶対!」

一見理不尽に思えるかもしれないけど、これは野球の常識です。

追伸
写真は我がチームのレジェンド、岡野審判(今年77歳)です。昨年のチーム40周年式典でこれまでの功労を讃え感謝の気持ちとして手作りの記念品を贈らせて頂きました。



岡野さんは毎週土日、暑い日も寒い日も、必ずグランドに足を運び進んで審判をやってくださいます。本当に感謝以外ありませんし、私は岡野さんの背中から毎週たくさんのことを勉強させて頂いてます。学童野球はこんな温かい皆様の愛情で成り立ってます。岡野さん、本当にいつもありがとうございます。

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