大会前は果たして試合になるのかなと非常に心配していたのですが、子供たちは1戦1戦目覚まし成長をしてくれましたね。最後は中々いいチームに仕上がったんじゃないかな。改めて子供の可能性って凄いなとビックリです。
さて写真は試合当日のホワイトボード。
(ちょっと見づらいっすね)
テーマはいつも通り『声』です(^^)
今大会も『声』をテーマにいろいろと取り組んでみました。
こんな日もあれば、
こんな日もありましたヨ。
褒め合おう、ハイタッチをしよう、事前確認の声を出そう!
事前確認というのは、アウトカウントやケースに応じて、「タッチアップあるよー」とか「盗塁ケアね」とか、そんな類いの声ですね。
単に声を出せ!と怒鳴る指導者が非常に多いんですが、子供たちを見ていると、どのタイミングでどんな言葉を発すれば良いかが分からないんですよね。
お笑いも野球の声も、ネタとタイミングが重要(^^)
だから私は、どんなネタ(言葉)をどんなタイミング(間?)で発すればいいかを練習させて、それから試合に臨んでみようかなと考えてみました。
もう少し具体例を。
例えば、
味方の投手が1球投げたら、『ナイスボール!』『球走ってるよ!』『OK!OK!』と声を掛けたり、
味方の打者が空振りをしたら、がっかりするのではなく『ナイススイング!』と褒めてみたり、
相手ランナーが盗塁をしたら、野手もベンチも全員で『走った!』と叫んだり、
味方のランナーが2塁にいたら、『ライナーバックね、三遊間抜けてからよ!』と声を掛けてみたり、
1死2塁の守りであれば、『キャッチャー盗塁あるよ、準備ね』『レフトカバー忘れるなよ』『サードも準備ね』なんて声があったり、
そんなことを、ベンチスタッフではなくて、選手同士が試合中に言いあえたら、何てステキなんだろうと(笑)。しかも低学年チームで。そのための練習方法って何か無いかな?なんて思い、ちょっと挑戦してみました。
さて試合に向けてやったこと。
ひとつは大島小松川公園という超巨大広場がある公園へ行って声だけの練習をやりました。発声練習、打席に入る際のあいさつ、円陣での声出しなど割とシンプルなものと、ケースに応じた言葉掛けの練習などの応用的なものまで。我がCチームでは大会前の恒例練習になりつつあります。本当は葛西臨海公園の砂浜で東京湾に向かって叫びたいところなんですが、今回も時間の都合でお預け。。(笑)
あとはグランドでケースノックを通じた声練も結構やりました。ケースに応じた言葉の選択や言葉を発するタイミングって、低学年の子にはかなり難易度の高い技術ですよね。正直、高学年でも中々徹底出来ているチームは少ないと感じています。でも上手く身につけさせる方法はないものかと試行錯誤。
この練習で私が一番心掛けたことは、シチュエーションをある程度絞ることと、必ず「出来て」終わらせることです。
私もよくやってしまうんですが、ランダムにケースノックをやり、「出来てないこと」を見付けては指摘し、それをもって指導完了としてしまう方法。これだと反復機会も乏しいですし、成功体験も中々積めないものですから、定着しづらいんですよね。ケース限定、反復、出来て終わる、、、これは結構重要なポイントだと感じています。
そしてメニューが終わったら、『いや〜、素晴らしい声が出るようになったね!』『でも、試合で同じ声を出すのは結構難しいぜ!』『チャレンジしてみない?』などと言葉掛けして、チャレンジ意欲を引き出すように努めました。
そしていざ本番。。。
試合前にも先ほど同様に、『試合でやるのは難しいぞ。練習の成果を試してみようぜ?』と言ってまずはテーマ設定。練習である程度の自信はつけてますから、子供たちは前向きな気持ちで受け止めてくれました。
試合中のポイントは、出来てない子を叱るのではなく、出来ている子を出来るだけ褒めることでしょうか。そうすると、なぜか出来てない子も、負けたくないと思って頑張るんですよね。出来ない→叱られる→仕方ないからやる→でも持続しない、なんて流れはよくあるパターンだと思いませんか?これだと定着しないと思うので、自らもっと声を出そうと思うように仕向けたいなと。
でも大抵は3イニング目くらいから、集中力が途切れ始めます。まして大量失点するとなおさらに。。。
そんな時にどう声をかけるかが勝負の分かれ目ですね。私は『負けている時こそ、声が出るチームは格好いいな〜』『そんなチームを目指そうぜ』『ここで頑張れば逆転あるよ。頑張ってみない?』なんて言って、頑張っている子がいれば見逃さずに褒めるようにしました。
かつては、失点すると意気消沈していた子供たちが、最後まで諦めずに頑張ろうとしてくれている姿を見て、いや〜、成長したなあと、とても嬉しく感じましたね。たかが声、されど声です。声の出し方を覚えるだけで、全く別のチームと思うくらい、プレーにも好影響があり、改めて『声は勝つために必要な技術』『練習すれば必ず高めるられる技術』なんだなと実感しました。
もちろん、まだまだレベルは低いんですが、この雰囲気を忘れないように、もっともっと練習を繰り返していけば、素晴らしいチームを作れるんじゃないかなと手応えを感じました。
あとは声だけではなく、やはりベースとなる技術面やフィジカル面の底上げをしっかりやらなきゃなとも思っています。
次なるステージへ向け、課題と計画を明確にして、ステップアップを目指したいと思います。
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