2015年10月17日土曜日

久しぶりに低学年のベンチに入り思ったこと

先日の葛西大会Cリーグ準決勝、葛西ファイターズ戦。

ベンチスタッフが少なかったので、久しぶりにお手伝いスタッフとして、低学年のベンチに入りました。

この試合、序盤は強豪相手に互角の戦いでしたが、中盤以降にフォアボールとエラー絡みで失点し、そこから一気にリズムを崩しワンサイドで負けてしまいました。

低学年あるあると言えばそれまでですが、ミスが続き、中盤からは声も出なくなってしまいましたね。そこまで実力差は無かったと思うだけに、とても勿体ない敗戦でした。

試合後のミーティングは、

最後まであきらめるな!
もっと強い気持ちを持って戦おう…。

月並みですがそんな内容となりました。


で、思ったこと。


低学年の子たちは、  

野球を知らないがあまり、大勢に影響がないような、とるに足らないミスにいちいち凹んでいるんですよね。

例えば序盤の1失点など、いくらでも挽回するチャンスがあり痛くも痒くも無いのですが、この世の終わり?と思うくらい悔しがっている(^^)

例えばフォアボールを出して1塁に行かれたら、今のレベルであれば99%の確率で2盗を決められてしまうのに、ピッチャーが無駄にがイライラしている。で、連続フォアボールで自爆の悪循環(≧∇≦)

例えばランナー3塁の守備で定位置を守る場合は1点覚悟の作戦なのに、得点されてやはり凹んでいる。

ベンチからは、

まだ序盤だから気にするな!

とか、

切り替えて!切り替えて!

とか、コーチ陣が声をかけるのですが、途中からは戦意を喪失して声も出なくなってしまいました。

これ、単純にメンタルが未熟なだけでしょうか?

確かにそれもあるとは思いますが、

根本原因は、野球の試合のセオリーを理解していないことかなと感じました。多少ミスや失点があっても、結果的には試合に勝てるんだ…というイメージがあれば諦めないんじゃないかな?

したがって僕らスタッフは、単にメンタルの問題だけで済ませるのではなく、野球のセオリーや考え方を地道に教えていかなければならない。


『ランナーを3人出してもホームを踏ませなければOKなんだよ。』

『2者連続フォアボールでも、そのあと抑えれば100点満点だよ。』

『失点はあるもの、前提と考え、点を取られたあとに最少失点で切り抜けられるか、そこからが本当の勝負なんだぜ。』

こんな話を繰り返し伝え、かつ実際の試合で体感させていこう。

試合を点で捉えるのではなく、トータルで考えられるようになったら、すごい成長ですよね。

これは野球に限らず、いろいろなことに通じる考え方だと思うので。

低学年はみんな一生懸命で気持ちがいい(^^)

いい野球人に育ててあげたいな。

スタッフ陣、ガンバロー!

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