2015年2月18日水曜日

野球力指導アカデミー 野球人口の減少について



今日は野球力指導アカデミーで筑波大川村先生の講義を受けてきました。その中で、野球人口の減少について問題提起がありましたので、一部ではありますが触れさせて頂きたいと思います。



⚫︎少年野球人口の現状
少年野球人口の減少スピードは、少子化による子供の減少率をはるかに上回っているとのこと。他方、サッカーは微増ではあるものの年1%で増えている。この実態を野球人は受け止める必要がある。

→先日、息子の小学校でマラソン大会がありました。残念なことに、上位はサッカーの子が独占。確かに全体の子供の数も少なく驚きましたが、その少ない分母の中で野球チームの子が全く目立たない現実を目の当たりにし、我々の努力不足を反省させられました。この状況を何とか打開していかねばなりません!

⚫︎野球界は底辺の拡大が苦手
これまでは黙っていても子供が野球チームに入ってきたため、総じて子供の増やし方を分からないチームが多い。サッカーは幼稚園から子供を囲っているが、野球は完全に後手に回っている。野球界は今までの成功体験をリセットすべき。幼稚園児から野球に親しませる取り組みがキーポイント。

→うちの地域も、まさにその通りで、幼稚園児のうちからサッカーをやっている子が多いため、小学生になる頃にはみんなサッカーのユニフォームを着ています。

⚫︎野球はルールが難しい
サッカーに比べて、野球はルールの壁が大きい。ゆえに簡易な野球的ゲームを考え、初心者でも楽しめる試合を川村先生は開発している。工夫次第で、野球を楽しさを教えることは可能。

→ティーボール形式のゲームをいくつか教えて頂きました。今週、まさに幼稚園児から小3までを集めて、ティーボール野球教室を開催するので、さっそくやってみたいと思います。


少子化、少子化とみんな言いますが、それ以上に野球人口が減っている現状は、やはり重く受け止めなければなりません。毎月ティーボール野球教室を開催していますが、野球という競技そのものの魅力は永久に不滅だと実感しています。子供たちは本当に楽しそうにグランドを駆け回っていますから。単なる我々の努力不足…。やり方次第では、いくらでも野球人口を増やすことは出来るはず。

繰り返しになりますが、この現状をなんとかしなければなりません。まだ道半ばではありますが、もっと頭を柔らかくして、いろいろな方法で子供を増やしていきたいと思います。


2 件のコメント:

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  2. 通りすがりの者ですが…。
    この問題については一野球ファンとして心底危惧の念を持っており、NPBのホームページの「ご意見箱」にも数度投稿しました。
    そこで私が書いたことを要約すると、
    ①国内の全野球界を貫く唯一の旗印である侍ジャパンのもとで、未就学児童対象に野球の基本動作(投げる・打つ・捕る)の原始的な楽しさを伝えるプロジェクトを立ち上げ、幅広く展開する(小学校に上がってからではもう遅いと、サッカー界のやり方を見ていて痛感します)
    ②少年野球指導者を対象に、所定の課程を学び基準(技術・知識のみならず、現代の子供に合ったコーチングのスキル等も含め)を満たした指導者に、侍ジャパン名義のお墨付き(ここは侍らしく「免許皆伝」としますか)を与える制度を作る(それを持つ指導者に親御さんが安心して子供を預けられるだけでなく、頂上から草の根まで一本の芯が通せるし、ひいては少年野球に対する世のマイナスイメージの改善や将来的なライセンス制度の導入にもつながる)
    というものです。
    実際に現場で指導に当たられている方の目から見て、実態に即しているでしょうか…。

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